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及川公生の聴きどころチェックNo. 250

#499 『Liudas Mockunas / Hydro 2』
『リューダス・モツクーナス/ハイドロ2』

text by Kimio Oikawa 及川公生

NoBusiness Records NBCD 113(リトアニア)

Liudas Mockūnas  (soprano, water prepared soprano and water prepared keyless overtone saxophones)

1. Hydro 2      46:09

Music by Liudas Mockūnas (KODA)
Recorded at IMPRODIMENSIJA – concert series dedicated to improvised music, MAMA studios, Vilnius October 2017 by Arūnas Zujus
Mixed and mastered by Arūnas Zujus at MAMA studios
Cover photo by Rita Stankevičiūtė
Design by Neringa Žukauskaitė
Produced by Liudas Mockūnas

http://nobusinessrecords.com/cd-catalog.html


ソプラノサックスと水が音源。音源に表現されるサウンドは演奏者の意向が強く現れる作品。さらに加工されていて、ミックス段階で幾度かのサウンド創りの過程を踏む。持続的に水の流れの音が挿入。サックスの奏法もプリペアード。区切りなくその表現が続く。
高音質録音でなければ、この作品は成り立たないと筆者は経験から判断する。


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及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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