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及川公生の聴きどころチェックNo. 255

#529『モンセフ・ジュヌ/ヴァレールの夜』

text by Kimio Oikawa 及川公生

ONOFF/Muzak  MZCO-1388  2,400円(税抜き)

モンセフ・ジュヌ (p-solo)

1.インプロヴィゼーション 作品第2番
2.ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング
3.アフリカン・ソング
4.故郷の人々
5.74
6.小さな泉
7.あなたのそばに
8.スメルズ・ライク・ティーン・スピリット
9.アラビアの春
10.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ

録音:2018年10月/ヴァレール (スイス)


スイス・コンサート録音。かなりオンマイクの表情が特徴。ホールの残響よりピアノの生音が表に出て、リアルさが強調されている。コンサートの空間に浸るより演奏のリアルな表現を重視している。ピアノに残る残響が主だっているので、切れ味がいい。演奏者の好みなのか。演奏曲目よる選択なのか。会場内の拍手がリアルな表現から後者ではないかと。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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