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及川公生の聴きどころチェックNo. 260

#560『チャールズ・ロイド・クァルテット/モントゥルー・ ジャズ・フェスティヴァル 1967』
『Charles Lloyd Quartet / Montreux Jazz Festival 1967』

;text by Kimio Oikawa 及川公生

Swiss Radio Days Jazz Series Vol.46
PTCB 02462(2CD) 日本語解説付き国内仕様盤 税抜価格:¥2,857
TCB 02462(2CD) 輸入盤 〔通常価格¥2,000〕

チャールス・ロイド・クァルテット;
チャールズ・ロイド (ts, fl)
キース・ジャレット (p)
ロン・マクルーア (b)
ジャック・ディジョネット (ds)

CD 1 :
1. Days and Nights Waiting (06:39)
2. Lady Gabor (12:03)
3. Sweet Georgia Bright (31:58)
CD 2 :
1. Love Ship (09:38)
2. Love Song to a Baby (12:22)
3. Forest Flower (27:36)

Recorded live at the Montreux Jazz Festival, June 18, 1967


1967年のライヴ録音。アナログ録音のマルチトラック化の時期。音質に当時を知る特徴が出ている。ライヴにおけるマイキングも当時のスタンダードが垣間見える。サックスの中高音域の素直な感触がいい。さらにピアノの切れ味が当時を思わせる。中音域の厚みとか、オンマイク手法のサウンドが明確。ベースソロでの音像はミックスでの作用で聴き応えのある音。ドラムのシンバルは演奏上のバランスで気持ちいい音像が支配する。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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