#576 『パロタイ、アルゲレス、シュート/アンティキティ』
『Palotaï, Arguelles, Sciuto / Antiquity』
text by Kimio Oikawa 及川公生
BMC Records BMCCD 276/
チャバ・パロタイ Csaba Palotaï (g)
レーミ・シュートRémi Sciuto(bs, ss)
スティーヴ・アルゲレス Steve Argüelles(ds, omnichord)
Guest;
ヴァンサン・セガールVincent Ségal(cello/tr.6, 12)
1. Karma Junction
2. The Cell
3. The Young Poet G. M.
4. Streets of Mexico
5. Brigida
6. The Seventh
7. Photos
8. 5 a.m.
9. V Game
10. The Rite
11. Summerset
12. Storm in Paris
録音:2018年6月 パリ
ハンガリーのブダペスト出身、パリ音楽院でジャズと即興を学んでパリを拠点に活動するギタリスト&作曲家、チャバ・パロタイによるエレキギター、バリトンとソプラノのサックス、ドラムセットというユニークな編成のトリオ。
ロック、フリージャズ、ブルース、東欧音楽など、チャバ・パロタイの得意な多様スタイルが取り入れられた快活なトリオ作。少しけだるいジャズ・ロックなどがお好きな方にオススメ。(ディストリビュータ資料)。
サウンドはロック調を含んだり、長閑な雰囲気であったり。
エレキギター、ドラムにロック調のサウンドで歪みも音楽の表現。エレキのチューニングを聴く感触だったり。バリトン&ソプラノサックスの極めて明確な音像を作ったり。ドラムの強烈さの加減で表現は変化する。マイキングだけではない音の録り方。ミックス技術でのバランス構成が、耳に強烈に響いてくる。