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及川公生の聴きどころチェックNo. 265

#591『François Carrier, Michel Lambert, Tomek Gadecki, Marcin Bozek/WIDE』
『フランソワ・キャリリール, ミシェル・ランベール,トメク・ガデッキ,マルシン・ボゼック/ワイド』

text by Kimio Oikawa 及川公生

FMR Records (UK)  FMR CD556

François Carrier (alto-saxophone)
Tomek Gadecki (tenor-saxophone)
Michel Lambert (drums)
Marcin Bozek (bass, French horn)

1. WIDE 23:06
2.Radiancy  09:44
3.Leeway  31:41
Music improvised by François Carrier, Michel Lambert, Tomek Gadecki and Marcin Bozek

Live recording on May 24, 2018 in Bydgoszcz, Poland at MÓZG.
Recorded, mixing & mastering by François Carrier


空間残響がアルト、テナー・サックスの音圧に飾りをつけて、音像は手前に強烈な形を表現するが、拡散が気持ちいい。

ドラムはその残響を利用して音量バランスは少し引いているが、鋭さが強く印象つけられる。ミックスの技術でサックスが左右空間に広げられたり、センターに定位で鋭い印象を受けたり。音色の良さが引き立つ。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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