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及川公生の聴きどころチェックNo. 275

#653 『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・細川俊夫「月夜の蓮」/児玉桃 ・小澤征爾&水戸室内管弦楽団』

text by Kimio Oikawa 及川公生

ECM/ユニバーサルミュージック UCCE-2094 SHM-CD¥3,080(税込) 2021年3月12日発売予定
細川俊夫、児玉桃によるライナーノーツ日本語訳収録

細川俊夫:
1. 月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第23 番 イ長調 K.488
1. 第1 楽章:Allegro
2. 第2 楽章:Adagio
3. 第3 楽章:Allegro assai

児玉桃 (ピアノ)
小澤征爾 (指揮)
水戸室内管弦楽団

録音:2006 年12 月 水戸芸術館 コンサートホール ATM


筆者も注目の内容。水戸室内管弦楽団、小澤征爾指揮。
音響の配慮されたこのホール録音のCDに期待した。ピアノとオーケストラのバランス、音場定位の安定感が優れていて、マイクの配慮が聞き取れる。ピアノの重厚さの表現は秀逸録音だ。
モーツアルト。ピアノ協奏曲23番。
ホールの音響が明瞭であることを聴く録音。メインマイクはホール設備のワンポイントと推察。マイク選択はホール常設マイクか、持ち込みか。高音域にマイクの癖を聴く。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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