#892 『本多俊之 Burning Wave Quartet/CC-Rex』

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text by Kimio Oikawa 及川公生

PitInn Music PILJ-16

本多俊之(ss、as、arr)
野力奏一(key、p、arr)
グレッグ・リー(el-b)
奥平真吾(ds)
井上銘(el-g)

1. La Fiesta (Chick Corea) 10:28
2. CC-Rex (本多俊之) 06:27
3. 吾妻橋 (野力奏一) Azumabashi 09:23
4. Horizon (本多俊之) 08:17
5. Crystal Silence (Chick Corea) 05:40
6. Magic Mushroom (野力奏一) 04:53
7. Nile (本多俊之) 06:43
8. Last Ballad (本多俊之) 07:19

Recorded at Studio TLive, May 29,30 & 31, 2021
Recording, mixing and mastering engineer:Akinori Kikuchi
Mixing and mastering at Studio Pit Inn Work Room
Produced by Toshiyuki Honda
Co-produced by Jiro Shinagawa
Executive producer: Yoshitake Sato


Saxの音色に単なるソロ・マイクのマイキングとは、大きく違うサウンドに驚嘆。聞いている耳の感触に装飾を感じながら豊かさを感じる。そのサウンドに乗ってPfの豊かな飾りが、実に聞きどころなのだ。ライブのような豊かな空間がサウンドに乗っていて、明瞭さに富むライブ盤ような仕上がりを見せている。


まずみなさんが不思議に思うのはアルバム・タイトルの『CC-Rex』ではないだろうか。これは恐竜ティラノサウルス-Rexに因んだもので、ラテン語で王を意味する。古くからのファンであればご存知のように、本多は無類の恐竜好き。そこで王と云われる恐竜にあやかった。「CC」は、今年2月9日に79年の生涯を閉じたチック・コリアのこと。この偉大なるジャズマンに子供ころから憧れ、目標にしてきた本多にとって、これは心がえぐられるような悲報であった。ちょうどレコーディングの時期でもあったので、感謝の意を込めてトリビュートすることにした。(工藤由美/ライナーノートより抜粋)

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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