Larry Coryellは正反対にナイスだった。若い頃のイメージと全く違ったのにかなりショックだった。てっきりラテン系の人かと思ったら純アメリカ人(汗)。 色々話に付き合ってくれた。 私「ぼくがギター小僧になりたかった昔、ラリーさん、あなたのトランスクライブは難し過ぎてやんなりましたよ。」 コリエル「ぼくなんかより渡辺香津美の方が全然すごいよ。あっちをトランスクライブすればよかったのに。」 彼はフロリダに住んでおり、ぼくも数日後にフロリダに行く用があると言ったら、ぜひ家に遊びに来い、っと言ってメルアドをくれる程気前がよい。実際折り合いがつかず実現はしなかったのが残念。 その後メールでジョーイ・デフランコ、ジミー・コブとのトリオの話、自分の新しいCD、The Liftの話等盛り上がった。。ぼくはこのThe Liftが好きで、彼は、自分のやりたいことを理解してくれる人に出会ったと興奮したメールを返して来た。 渡辺香津美との共演で親しんだコリエルがこんな気のいいおっちゃんとは夢にも思わなかった。
Adam Holzman、長年マイルスバンドで重要な役割を果たしたキーボーディスト。 とても寡黙な印象だった。多分ぼくのことを、思い出せないが以前に会ったことのある知人と勘違いしたらしく(または、そうであったら失礼のない様にという気配りから)、どこから来たの?ああ、ボストンのあそこで会ったんだね、っと言われ、面倒なので訂正しなかった。
Jimmy Cobb! 85歳!まったく歳を思わせない元気さ。当然現役で活躍中。 彼も気さくに話に付き合ってくれた。ぼくは自分の生徒にあなたのライドを聴くように常に言っています、っと言ったら「自分のやってきたことが無駄じゃなかったと聞くと嬉しいよ」っと言っていた。
Dave Liebman、彼の70年代のマイルスバンドでの活躍は言うまでもない。 この日のリーブマンの話は残念ながらあまり印象に残っていない。かれはぼくが大昔にやっていた20人編成のジャズオーケストラでツアーに入ってもらったこともあり、また彼の娘がボストンにいて交流がある。 昔彼が話してくれたマイルスの話にこんなのがある。自分がマイルスバンドに参加した時、自分のプレイはかなり白人ジャズではないかと心配になり、マイルスに尋ねてみた。すると「聴衆は金を払ってお前の信じられない速い指を見に来るんだから、目一杯速く吹け」っと言われたそうだ。
Dave Liebman、彼の70年代のマイルスバンドでの活躍は言うまでもない。 この日のリーブマンの話は残念ながらあまり印象に残っていない。かれはぼくが大昔にやっていた20人編成のジャズオーケストラでツアーに入ってもらったこともあり、また彼の娘がボストンにいて交流がある。 昔彼が話してくれたマイルスの話にこんなのがある。自分がマイルスバンドに参加した時、自分のプレイはかなり白人ジャズではないかと心配になり、マイルスに尋ねてみた。すると「聴衆は金を払ってお前の信じられない速い指を見に来るんだから、目一杯速く吹け」っと言われたそうだ。
Larry Coryellがマイルスと共演していたとは知らなかったのだが、彼の話によるとお蔵入りになっているレコーディングがあるそうだ。興味深い。 マイルスが彼に言った一言は「自分の練習した手癖フレーズを途中で切れ。切ってそこから新しいフレーズを創り出せ」だったと話す。 これはすごいアドバイスだと思った。
Adam Holzmanはおめでとうとひとこと言っただけだったが、彼の真摯な性格がうかがわれた。 マイルスファンとしては、アダム、ありがとう、っと言いたい。そう言えばロバート・アーヴィング III やケイ・アカギの姿を見なかったのが残念。
Jason Miles、TUTUでシンセ・エンジニアを務めた人である。 マーカス・ミラーがジェイソンを呼んで「おまえにとってこのプロジェクトは永くかかるか、1日で終わるかどっちかだ」っと言ったそうだ。 そこでマイルスに、自分はこの日のために生まれて来たようなものだ。完璧にどんな要求にも応えられる自信がある。なんでも言ってくれ。マイルスの返答は「おまえの名前はいい名前だな」。 ジェイソンがマイルスに言った内容は自信家のように思われるが、じつはとても気さくな話し方をする人で、マイルスの前でアガっていたことを言いたかったらしい。
実はこちらもどなたか分からずじまい。多分名だたる歌手と思われる。
Lenny White、このマイルス邸によく来たようなことを話していたと思う。
ニューヨーク州議員、Charles Rangel。さすが政治家という、人を引きつける話し振りに関心。 ただ、このあたりになると市や区域の活動家がいかに努力してこのMiles Davis Wayを実現させたかという、また、市民のためにこんなに働いていますというような政策がらみの話になってしまっていた。