米田泰久『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/思い出のサン・ロレンツォ』
いわゆるジャズ・ギターに馴染んでいた耳にはPMGの音楽は衝撃と言えるほど新鮮だった。
続きを読むJazz and Far Beyond
いわゆるジャズ・ギターに馴染んでいた耳にはPMGの音楽は衝撃と言えるほど新鮮だった。
続きを読む初めて聞いた時、その温かく、ブライトなのに切ない不思議な音色に魅了されました。こんな音がウクレレで出せないかも研究しました。
続きを読むECMのこの1枚と言われたらパット・メセニーの『80/81』がまず頭に浮かぶ。その大きな理由はジャケットの目立つところにECMと書いてあるからかも知れない。それにしても何度このアルバムを聴いたことであろう。人に聴かせたくて貸してなくすので4度ほど購入し直しているアルバムでもある。
続きを読むこのアルバムで、パットが重ねてきたギターへの研鑽が一つの形となった。
続きを読むどの演奏も瑞々しさに溢れていて本当に素晴らしいと思います。オーネットのブルースが好きで、この音楽がどうやって生み出されているのか強い興味を持ちました。
続きを読む♪ ファ#ド#シファ#ミシラレ、次の小節頭で目の前に広がる薄ピンク色、その中に金色の塵のようなものが見えた気がしまして。
続きを読む1997年に筆者のスパー・ヒーローだったトニー・ウィリアムスが医療ミスで急死してから、マイルス以外のトニーを暫く聴いていなかった。この12月12日のトニーの誕生日に久しぶりにトニーに目を向け、神童ぶりを発揮する幼少期の紹介と併せて大好きなトニーのオリジナル曲、<Pee Wee>を掘り下げてみた。
続きを読む体調が心配されるジョニ・ミッチェルがこの夏突然ニューポート・フォーク・フェスティバルにゲスト出演し、多くのファンを安堵させてくれた。ジャズファンにとっても重要な、天才ジョニの凄さの解説を大好きな<Moon at the Window>で試みた。
続きを読む同地が持つ美点やひっかかりに着目した彼は“秩父前衛派”と名乗り、音楽、映画、写真集、研究文献など、同地を引き金とする様々なアイテムを精力的に世に問うようになる。
続きを読む史上最高のエレクトリック・ベース奏者ともいえるジャコ・パストリアスのファッションは、9月にCOVID19の感染により亡くなった日本人ファッション・デザイナー高田賢三がルーツ。
続きを読む幼少期から晩年に至る本人の貴重な映像と、ミュージシャン、家族、友人からの証言と、ジャコへのインタビュー映像から丹念に構築され、観客と想いを共有しながらともに旅していく第一級のドキュメンタリー映画
続きを読む2016年12月26日にAlphonse Mouzon(アルフォンス・ムザーン)が68歳で他界してしまった。70年代にはファンク系で活躍、その他マイルスのDingoに出演し曲を提供したり、確かウェザー・リポートのオリジナルメンバーだった。
続きを読むグルーヴ系の曲やスキャットなので著名なベイリーにしては、この曲はかなり斬新なクリエイティビティーを秘めている。ベイリーは同収録の<Countdown>で示したようにトラディションを重んじる。彼のインプロのラインを見ると教科書に書いてあるようなフレーズが多い。そんな中この曲は聴いた途端におっ!と思わせるコード進行とメロディーラインなのである。
続きを読む2004年のベルリン・ジャズ祭、リシャール・ガリアーノのニューヨーク・トリオのゲストがトゥーツ・シールマンスだった。色彩感溢れ、どこまでも情感豊かに聴かせる息のあった名コンビぶりからは、とても2度目の共演とは思えない。演奏の合間にシールマンスがベルリン・ジャズ祭にまつわる思い出として語ったのは、ジャコ・パストリアスのことだった。
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