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Jazz and Far Beyond

ドン・モイエ

ある音楽プロデューサーの軌跡 稲岡邦弥No. 226R.I.P. ムハール・リチャード・エイブラムス

#33 シカゴAACM 10周年記念フェスティバル 1975

僕のジャズ・キャリアの中でAACMとECMに出会えたことはとても幸運だった。AACMのCMは Creative MusiciansだがECMのCMはContemporary Musicだ。Creative MusiciansとContemporary Music、これ以上、何を望めばいいのだろう …)。

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このパフォーマンス2016(国内編)No. 225

このライヴ/コンサート(国内アーティスト)#07 生活向上委員会+ドン・モイエ

それぞれの音楽家としての軌跡が脳裏に断片的に浮かび上がりつつも、そこに満ちていたのは颯然と今ここを突き抜けていくサウンドだった。年輪を重ねるというのはこういうことなのか。あるべき出会いはまたとない邂逅となったのである。

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Reflection of Music 横井一江特集 『生活向上委員会2016+ドン・モイエ』No. 220

Reflection of Music vol. 47 ファマドゥ・ドン・モイエ

世界中に優れたドラマーは沢山いる。しかし、パーカッションにも精通していて、その音楽経験を双方向に反映させている者は多くはない。ドン・モイエはそんな希有なドラマー/パーカッショニストの一人である。

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CD/DVD Disks特集 『生活向上委員会2016+ドン・モイエ』No. 220

#1333 『原田依幸 with モンドリアン・アレオパディティカ・ストリング・カルテット / 1983』

盟友梅津和時と袂を分かつことになった原田が、『失楽園』を著して有名なイギリスの詩人ミルトンが1644年、当時の言論弾圧に抗して刊行したパンフレットの書名『アレオパジティカ』に倣って「自由な表現」を求めたように、我々リスナーは「自由な妄想」を追求すべきことを提言したい。

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Reflection of Music 横井一江~No. 201

Relection of Music Extra-A マリオ・スキアーノ

マリオ・スキアーノのアルト・サックスは、独特のビブラートをかけた奏法に特色がある。そのサウンドには唄を好んだナポリ人のココロが時として現れているのだ。エンターティンメントから前衛まで自由に行き来するスピリットは、歴史的にも自由な精神に支えられた街ナポリの住人、プルチネッラに自己の分身を見るナポリ人の姿に重なるのである。

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