JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

ヒグチケイコ

Concerts/Live ShowsNo. 315

#1311 謝明諺・2024年6月の日本ツアー

台湾のサックス奏者・謝明諺(シェ・ミンイェン、通称テリー)が再来日した。15日間(2024/6/11-25)で17回ものギグを行う濃密さ、しかもオフ日にもセッションに出かけるという凄まじさ。本稿では筆者が企画した3回の演奏について振り返る。

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Local(国内)

6/11〜25 謝明諺 日本ツアー2024 / Minyen Hsieh Japan Tour 2024

台湾を代表するサックス奏者の謝明諺(シェ・ミンイェン)が、2024年6月にふたたび日本ツアーを行う。
強力な面々との共演、2週間17公演。

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CD/DVD DisksNo. 288

#2171 『Keiko Higuchi / Vertical Language』
『ヒグチケイコ / 垂直な言語』

詩から解放された歌、意味から解放された言葉を歌うヒグチの声は呼吸と一体化し、体内をめぐる血液のように、ずきんずきんと鼓動する。

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R.I.P. 橋本孝之No. 278

追悼 橋本孝之 by photographer 潮来辰典

改めて橋本さんは真っ直ぐに芯のあるプレイをしていたんだなと実感する演奏家でした。

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Concerts/Live ShowsNo. 232

#961 Tokyo Flashback P.S.F. 発売記念 ~Psychedelic Speed Freaks~ 生悦住英夫氏追悼ライブ

故・生悦住英夫を追悼し、13組の出演者が約20分づつ演奏する、6時間に亘るマラソンイベントは、地下音楽の国際性と幅広さを明らかにし、インディペンデント精神の継続を約束する共感の拍手が鳴り止まなかった。

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CD/DVD DisksNo. 229

#1408 『V.A. / Tokyo Flashback P.S.F. 〜Psychedelic Speed Freaks〜』

日本の地下音楽を世界に広めたPSFレコードの最後の作品。22組のアーティストが未発表・新録音トラックを提供、トータル150分を超える大作。スタイルも方法論も録音状態もバラバラながら、全体を曰く言い難いひとつのカラーというか香りのようなものが貫いている。それを言い表そうとすると「サイケデリック」という言葉が最も適切だろう。

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No. 228R.I.P. 生悦住英夫

R.I.P. 生悦住英夫

喋るのも辛そうな状態だったので、話す負担すらかけさせたくない気持ちでした。私は作り笑顔で、部屋の雰囲気を暗くしないようにしようとする事がやっとでした。川島さんが「何か聴きたい音楽はありますか」と訊くと、やはり「船村徹」と答えられました。

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CD/DVD DisksNo. 228

#1395『ヒグチケイコ+神田晋一郎/passing and longing and there is only a trace left 過ぎしも愛しもただ跡だけが残り』(2017:Ftarri)

成熟が内包するスリルと、決して飼い慣らされぬ気高さ。移ろう一瞬が遺す残像の数々に絡めとられつつ、「うた」が志向する極北のエレガンスが味わえる。It is purely the thrill contained in maturity and an untamed noble dignity. Captured by the numerous residual images left by each fleeting moment, the listener can only enjoy the ultimate elegance that the “songs” and performers aspire to achieve.

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CD/DVD DisksNo. 214このディスク2015(国内編)My Pick 2015

#1275 この一枚2015(国内編)#01『近藤秀秋/Asyl』

優れたエンジニアでありギタリスト、コンポーザー・アレンジャー、挑戦的な音楽学者、といういくつもの近藤の顔が垣間みえ、みごとに融け合いながらも、精緻なアルバム構成は極めてスリリングで感覚的な歓びに満ちている。

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