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ライル・メイズ

特集『ECM: 私の1枚』

鈴木禎久『Pat Metheny Group / Travels』
『パット・メセニー・グループ/トラヴェルズ』

シンプルな中に魅力がある前期PMGの集大成と呼べる1枚。小編成バンドだからこそ生まれるエネルギーがあって、パットの抜きん出たメロディーセンスと作曲力もより鮮明に堪能できる。

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特集『ECM: 私の1枚』

井奥成彦『Pat Metheny Group / First Circle』
『パット・メセニー・グループ/ファースト・サークル』

〈ザ・ファースト・サークル〉は大作にして、数ある彼の名曲の中でも最高傑作ではないだろうか。

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特集『ECM: 私の1枚』

佐々木毬奈『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ』

ジャズの中に親しみやすいポップな味付けもあり、その奥にジャズの叡智が埋め込まれ、散りばめられているPat Methenyの音楽は、ジャズもポップスも自分の音楽として表現していきたいと思うようになった礎でもあります。

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特集『ECM: 私の1枚』

中川ヨウ『Pat Metheny / Bright Size Life』
『パット・メセニー/ブライト・サイズ・ライフ』

このアルバムで、パットが重ねてきたギターへの研鑽が一つの形となった。

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特集『ECM: 私の1枚』

扇谷研人『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ』

歌のない音楽で、シンプルな4リズム編成で、これだけの音楽的表現・色彩感覚・ポップさを持って訴えかけられるオリジナルな世界があることに感銘を受けました。

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特集『ECM: 私の1枚』

片山士駿『Pat Metheny / Watercolors』
『パット・メセニー/ウォーターカラーズ』

音楽の内容も勿論の事ながら、アルバムの音の作り方が先に挙げたアルバム達と異なる、何か「特別なもの」であるという事も、何もわからないながらに感じた憶えがあります。

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特集『ECM: 私の1枚』

内橋和久『Eberhard Weber / Later That Evening』
『エバーハルト・ウェバー/レイター・ザット・イヴニング』

ライル・メイズがパット・メセニー・グループ以外でピアノを弾く貴重な録音。美しすぎる楽曲の数々、皆の演奏が素晴らしい。

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特集『ECM: 私の1枚』

久保智之『Pat Metheny Group / First Circle』
『パット・メセニー・グループ/ファースト・サークル』

このアルバムはECMにおけるPat Methenyの作品として、ひとつの頂点と言えるだろう

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CD/DVD DisksNo. 296

#2215 『Aubrey Johnson & Randy Ingram / Play Favorites 』
『オーブリー・ジョンソン&ランディ・イングラム/プレイ・ファイヴァリッツ』

オーブリー・ジョンソン (vo)、ランディ・イングラム (p) によるデュオ・アルバム。このアルバムは、ぜひ一度全体を通しで聴いてみることもお薦めしたい。

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Concerts/Live ShowsNo. 295

#1235 オーブリー・ジョンソン&ランディ・イングラム
Aubrey Johnson & Randy Ingram at 新宿PIT INN

透明なのに暖かく低音から高音まで正確に美しく響くオーブリーのヴォイス。そして英語が日本人の耳に確実に届くという現象にも驚かされ、ランディの丁寧なコードワークの中で、その類い稀な才能を見せつけた。叔父ライル・メイズ作曲<Close to Home (Quem é Você?)>を涙を浮かべながら感動的に歌い上げるなど、観客と一つになる特別な夜となった。

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Local(国内)News

10/15-23 オーブリー・ジョンソン&ランディ・イングラム 来日ツアー

ライル・メイズを叔父に持ち、その遺作『Eberhard』にも参加していたオーブリー・ジョンソンが、ピアニストのランディ・イングラムとともに来日。デビューアルバム『Unraveled』に続き、2022年11月にこのデュオで『Play Favorites』をリリースする。

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Concerts/Live ShowsNo. 292

#1228 角野隼斗&エリック・ミヤシロ
〜ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ

ビッグバンド初挑戦にして、角野はピアノとビッグバンドのバランスを掴み、輝きのある歓喜のサウンドを生み出していた。角野の幅広い感性に加え、ピアノ・コンチェルトを鳴らしきる力とクラシックピアノのタッチがポジティヴに効いているように思えた。

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このディスク2021(海外編)My Pick 2021No. 285

#04 『Lyle Mays / Eberhard』
『ライル・メイズ/エバーハルト』

ライル・メイズの遺作<Eberhard>は、「水の循環」を想起させるような、そしてライルが永遠の中に生き続けていると感じさせる音楽だった。ライル・ファンには最高の贈り物となった。ありがとう、ライル!

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CD/DVD DisksNo. 281

#2118 『Lyle Mays / Eberhard』
『ライル・メイズ/エバーハルト』by 神野秀雄

<Eberhard>は、「水の循環」を想起させるような、そしてライルが永遠の中に生き続けていると感じさせる音楽だった。ライル・ファンには最高の贈り物となった。ありがとう、ライル!

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CD/DVD DisksNo. 281

#2116 『Lyle Mays / Eberhard』
『ライル・メイズ/エバーハルト』by 布施音人

“Eberhard” は、Lyle Mays の音世界への新たな一つの窓である。この繊細で奥深い窓を通して、また一つ彼の音楽に触れられること、そして音楽への希望、ひいては音楽と非音楽全てへの希望を感じられることに、心から感謝したい。

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CD/DVD DisksNo. 281

#2115 『Lyle Mays / Eberhard』
『ライル・メイズ/エバーハルト』by 新澤健一郎

ライルのピアノとシンセサイザーの豊潤な響きが部屋いっぱいに広がる。これで充分だった。ライルの最後の筆をこうして聴くことができて感謝の気持ちに溢れている。

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international(海外)News

8/27 ライル・メイズ遺作『Lyle Mays / Eberhard』
『ライル・メイズ/エバーハルト』をリリース

ライル・メイズが、自身が多大な影響を受けてきたベーシスト、エバーハルト・ウェーバーに捧げた<エバーハルト>。亡くなる前年2019年にマリンバソロからミニシンフォニーに拡張し、亡くなる直前に最高の音楽仲間たちとともに録音した音源が2021年8月27日にリリースされる。

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Local(国内)News

[動画配信] パット・メセニーの新作を聴く〜Seiko presents 慶應義塾大学アート・センター研究会 “拡張するジャズ”

2月発売の最新作『From This Place』について、布施音人のピアノ演奏を交えて読み解く。

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Concerts/Live ShowsNo. 264

#1125 塩谷 哲スペシャルトリオ with 小沼ようすけ&大儀見 元

フレンチ・カリビアンなグルーヴを共有しながら融合する塩谷哲、小沼ようすけ、大儀見元のスペシャルトリオ。ライル・メイズ追悼で<Close to Home>も演奏された。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

早すぎだよ、ライル by 大久保哲郎

ライルが死んでしまったという想いで、あらためて彼がかかわった曲を聴いている今、どうしても 喪失感で涙がこみあげて来そうになってしまう。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

クリーム色の妖精 by 坪口昌恭

流麗で叙情的なスタイルでありながらリズミックなアイデアやスキルが半端じゃない、という点はビル・エバンスに匹敵する凄さだけれど、ライルの方がテクノロジーを駆使し、ジャンルを超え、リスナーや後進ミュージシャンの感性を広げてくれた。あまりにも早くあの世に行ってしまったけれど、あちらの世界でクリーム色に輝き続けています。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

Lyle Mays 〜音楽世界における Einstein 〜が遺した財産 by 塩谷 哲

Einsteinが普通の学者が考える遥か高次元において真理を探り当てたように、Lyleは音楽の真理を自然の法則として理解していたのではないか、彼の作る現代音楽の手法による不協和音に潜む圧倒的な「美」を感じる度に思います。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

Lyle Mays と Pat Metheny が出会ったという奇跡に感謝 by 久保智之

ソロ名義作品では『Street Dreams』が特に好きなのですが、一曲目「Feet First」のオープニングの十数秒。ここが特にLyle Maysしかできない、アイデアに溢れたポイントなのではないかと思っています。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

ありがとう、ライル・メイズ by 新澤健一郎

ライル・メイズほどそのプレイスタイルを間接的なかたちで様々なミュージシャンに影響を与え続けた人もいないようにおもう。

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R.I.P. / 追悼R.I.P. ライル・メイズNo. 263

天才的な鍵盤奏者への憧れ by ナカノサキ

手元は余計な上下の動きが無く滑るようで且つ鋭いです。ピアノの音色は水のような透明さを感じました。

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R.I.P. ライル・メイズNo. 263

計り知れない魅力を湛えた音楽に感謝 by 布施音人

言語化し時間の流れに杭を打って固定しようとしたそばから、スルスルと抜け落ちて行くような流麗さこそが、優れた音楽家の特徴なのかもしれない。

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R.I.P. / 追悼R.I.P. ライル・メイズNo. 263

Memory of Lyle Mays by André Mehmari

13歳でライルの音楽に出会って以来、その輝ける魂は私の人生におけるインスピレーションの源です。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説R.I.P. ライル・メイズNo. 263

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #52 R.I.P. Lyle Mays <Chorinho>

偉大な音楽の建築家、ライル・メイズが死んでしまった。引退して10年も経つのに、その惜しまれ方に胸が熱くなった。ライルの偉大さを語るのは容易でない。あまりにも特殊すぎるのだ。まずライル自身の人物像と、そしてライルのパット・メセニー・グループでの貢献とソロアルバムと比較し、ライルの音楽を探求してみた。

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international(海外)NewsR.I.P. ライル・メイズ

ライル・メイズ逝く (1953.11.27-2020.2.10)

パット・メセニーとの共同作業でも知られるライル・メイズ(p, keyb)が2月10日、ロサンゼルスで66歳で亡くなった。

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Local(国内)News

2/25-29 塩谷 哲 スペシャルトリオ feat. 小沼ようすけ&大儀見 元

カリビアンなグルーヴを根底に持ちながらそれぞれ幅広い活躍を続ける塩谷哲、小沼ようすけ、大儀見元が集結したスペシャルトリオが東京、大阪、名古屋でジャズクラブ公演を行う。

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