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ラヴェル

Local(国内)News

11/3-5 児玉麻里&児玉 桃 ピアノ・デュオ・コンサート

欧米を拠点に世界で活躍するピアニストの児玉麻里と児玉桃が来日し、姉妹でのピアノデュオ・コンサートを行う。チャイコフスキーのバレエ音楽をメインにストラヴィンスキー「春の祭典」にも挑む。繊細さと大胆さと楽しさを併せ持った音楽を楽しみたい。

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Local(国内)News

[配信] 9/3, 5 「2021 セイジ・オザワ松本フェスティバル」
シャルル・デュトワ指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ

COVID-19感染拡大のため全公演中止が発表されたが、ラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキーのオーケストラ コンサートBプログラムが無料配信されることになった。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説No. 280

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #69 小曽根真<モーツァルト:小さなジーグ ト長調 K.574>

先日幸運にも小曽根さんとフリー・インプロビゼーションを演奏させて頂く機会があった。こういうフリーインプロを演奏する時は、タイム感も含めそれぞれが培って来たボキャブラリーが全てで、小曽根さんの器の大きさに感嘆した。新譜『OZONE 60』2枚組の1枚目は古いクラシックの作曲家による作品を題材に小曽根さんが即興演奏を繰り広げる。スタイルとボキャブラリーをしっかりと習得しての即興という新しいアートフォームと、題材の一つであるモーツァルト K. 574の解説を試みた。

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Concerts/Live ShowsNo. 280

#1170 アンリ・バルダ ピアノリサイタル

長いキャリアによって崇高なまでに高められているのは、解釈という名の我欲とは真逆の、ひたすらピュアに音楽と向き合う無私の徹底である。だから彼の音楽はミクロからマクロに至るまで自由で、エッジィで、強い。その新鮮さは不滅である。

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Concerts/Live ShowsNo. 258

#1098 プラチナ・シリーズ 第1回
「パスカル・ロジェ ~フレンチ・ピアニズムの名匠~」

プーランクの書法に忠実にのっとりながら、しかし大胆なタッチで,ユーモアを忘れず、夜会の風景を生きいきと描き出した。私個人にとってはこの夜一番の聴きものだった。

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Concerts/Live ShowsNo. 242

#1013 正戸里佳ヴァイオリン・リサイタル

それはそれとして、正戸里佳とパリでの活動歴が長いピアニスト、菅野潤の呼吸のあった熱いこのソナタ(プーランク)に私は時代を超えて訴える何か強いインスピレーションを感じたせいか、心も身体も熱くなった。

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Concerts/Live ShowsNo. 228

#940 田崎悦子 Joy of Chamber Music Series vol.10

この「Joy of Chamber Music Series」は、田崎悦子がアメリカ留学時代に経験したタングルウッド音楽祭がベースとなっている。ルドルフ・ゼルキンやアイザック・スターンといった巨匠が若き音楽家と別け隔てなく生活を共にし、アンサンブルを楽しむ、音楽漬けの日々—。これが後の芸術家人生に及ぼす影響は測りしれない。

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Concerts/Live ShowsNo. 212

#849 アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル

クラシックという文脈では多少芝居がかりすぎていると評されかねないバルダのステージ・パフォーマンスは、クラシカルであると同時に否応もなくアヴァンギャルドである。クラシック音楽はバルダのような存在にかかってこそ、長きにわたるその歴史を一気に現代にまで繋ぎ、花開くのだ。

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Concerts/Live Shows~No. 201

#447 アンリ・バルダ ピアノリサイタル

前半はラヴェル、後半はショパンというバルダのピアニスティックな側面が存分に堪能できるプログラム。とにかくあらゆる打鍵の瞬間が魔法である。発光する音色、濃厚に立ち込めるムードの揺らぎ、その場の空気がヴェールをまとってはふわりとした風を孕(はら)む。否応なくぐいぐいと惹きこまれるのだ。

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