4/10-18 ロバート・グラスパー at ビルボードライブ東京・横浜・大阪
ジャズ、ゴスペル、ヒップホップ、R&Bなどを繋いで新たなサウンドを切り拓いてきたピアニストのロバート・グラスパーが東京・横浜・大阪で公演を行う。
続きを読むJazz and Far Beyond
ジャズ、ゴスペル、ヒップホップ、R&Bなどを繋いで新たなサウンドを切り拓いてきたピアニストのロバート・グラスパーが東京・横浜・大阪で公演を行う。
続きを読むカマシ、グラスパーらに代表される現代ジャズ・ミュージシャンたちの柔軟なスタンスは、「ポピュラリティを恐れない自己表現」という言い方で一括される。
続きを読むジャズ喫茶文化を体現し続ける四谷「いーぐる」のオヤジ後藤雅洋による21世紀以降のジャズに焦点を当てた有効なガイドブック。
続きを読む「自然体」「流水不争先」(流水、先を争わず)のRobert Glasper。
続きを読む1枚だけ選べと言われると、やはり『Jacob’s Ladder』だと思う。筆者にとって意外性と衝撃度が高かったからだ。このアルバムは何度聴いても新しい発見がある。
続きを読む待望のロバート・グラスパーのBlack Radioの3作目がリリースされた。これは単なる娯楽作品ではない。政治的な話題を公の場で意見することを好まないが、このアルバムの背景として、危険を承知でアメリカの人種問題に少しだけ触れてみた。楽曲解説としては、グラスパー・マジックである彼のボイシングやテーマの構成を解説。
続きを読む大好きなロバート・グラスパーが10月に行った2つの配信ライブ、相変わらず強く印象に残る演奏だった。アメリカの配信ライブはお値段もお手頃でアーカイブの期限制限もないので気安く参加できるが、このようなライブに当たるとえらく得した気分になる。
続きを読む大好きなTheo Crokerの新譜が発表された。期待通りのご機嫌なグルーヴと惚れ惚れする彼の音色に加え、新しいアイデア満載だ。また彼のアイデアを実行できるバンドメンバーにも感嘆。通常の楽曲解説とは趣向を変え、インタビューも交えて全曲解説を試みた。
続きを読むブルーノート・ニューヨークは6月15日~20日のロバート・グラスパー公演から再開となった。17日の公演が日本向けに有料配信され、25日朝まで視聴できる。
続きを読むロバート・グラスパー(Robert Glasper)率いるR+R=Now(Reflect+Respond=Now)の2018年にBlue Note NYCでのライブ版がこの2月12日にリリースされた。先行して1月22日に<How Much A Dollar Cost>がストリーミングサービスからリリースされた。筆者はこれを聴いて胸を掴まれた気分になった。原曲は2015年にリリースされた、ラッパーのKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の問題作で、オバマ元大統領のお気に入りの曲としても知られている。今回はいつもと趣向を変えてこの曲を掘り下げてみることにした。
続きを読むニューヨークの20会場で、150グループ、600人以上のアーチストが出演する世界最大級のジャズフェスティヴァル。最先端のジャズが生まれる瞬間を楽しめる特別なイベントは2020年1月かろじて開催された。
続きを読む今年は9月最初の週末に4日間に渡って、ヴァーチャル開催される世界最大の無料で提供されるフェスティヴァル、デトロイト・ジャズ・フェスティヴァル。今年のプログラムは、ファラオ・サンダース(ts)、ロバート・グラスパー(p.kb)らをゲストに迎え、現代デトロイト・ジャズ・シーンを彩るアーティストで構成された。登場アーティストのスライド・ショウで期待を高め、ぜひ9/4〜7はストリーミング・フェスティヴァルをお楽しみください。日本からも、鳥取ジャズの菊池ひみこ・グループが参加します。
続きを読む膨大な音源リサーチとインタビューから“現在進行形のジャズ”を読み解いてきた柳樂光隆による『Jazz The New Chapter』の最新刊。
続きを読むニューヨーク、ヴィレッジ周辺の20会場で、150グループ、600人以上のアーチストが出演する世界最大級のジャズフェスティヴァル。最先端のジャズが生まれる瞬間を楽しめる特別なイベントだ。
続きを読むただの未発表アルバム発掘リリースではなく、お蔵入りプロジェクトをマイルスの遺志を継いで完成させたこのアルバム作品、筆者はもっともっとメディアで騒がれるべきだと強く感じた。最初にEPとして5つも違うバージョンを作って公開したことも音楽的にはかなり成功していると信じる。
続きを読む今年2019年に見たライブの中で、ロバート・グラスパー、シオ・クローカー、ジェイコブ・コリアー、スナーキー・パピーなど忘れられないライブはいくつもあるが、意外性という意味でHiromiを選んだ。そのライブは筆者の期待をはるかに超えたものだった。そして、過酷な練習を積み重ねてきた者だけに許される表現の自由を見せつけられた。
続きを読む80周年を迎える名門ジャズレーベル「ブルーノート・レコード」の創設から発展、混迷と再生へ、歴史の真実とスピリットを明らかにして行くドキュメンタリー映画。2019年9月6日(金)よりBunkamuraル・シネマなどで順次公開される。
続きを読むやはり筆者にとってグラスパーはマイルスだ。「Robert Glasper Experiment」の頃からマイルスを感じて興味を持っていたが、『Everthing’s Beautiful』で彼がいかに本髄からマイルスを継承しているか確信した。そしてこのアルバムは筆者にとって心の底に食い入るようなインパクトを与えた。
続きを読むこの10月に経験したグラスパーのライブは、涙が溢れたというような感動を味あわせてくれるものではなかったが、筆者にとって多分一生忘れないであろう数少ないライブ体験になったことと思う。グラスパーは確実にマイルスを継いでいる。つまり、その時代を包括して次に進む音楽を構築するという作業だ。しかもマイルス同様ライブでのクリエイティビティーが実にスリル満点だ。
続きを読む筆者がこのバンドのライブをどうしても観たかったのは、このバンドはサウンド自体がインプロで構築されているからだ。恐るべしグラスパー!
続きを読むブルーノート・ニューヨークで、ロバート・グラスパーのレジデンシー・プログラムを2018年10月中の24夜48セットにわたり行っている。クリス・デイヴとデリック・ホッジのトリオで開始し、ヒューストン・ナイツ、マイルス・デイヴィス・トリビュートなど貴重なライヴを1ヵ月間繰り広げ、R+R=Nowで締め括る。
続きを読む来たる6月15日に発売されるロバート・グラスパーのスーパーバンド、R+R=NOWのデビューアルバムから、シングル先行リリースされた1曲を解説。テレース・マーティンやデリック・ホッジなどの個性の強いアーティストたちとの巧みな共同作業や、グラスパーがいかにマイルスなのかに焦点。
続きを読む最終ミックスの組み立てはエフェクトが支配。スピーカーの反発力が問われる。
続きを読む2作目のアルバム、ピアノ・トリオ作品『Billows of Blue』のリリースに至るまでに出会うべくして出会った数々の名盤と、ニューヨークの音楽家達。「ジャズ」とは何かという問いの追求について、自身が語る。
続きを読む本作は初めてバンド・メンバー全員、ロバート・グラスパー(p, key) 、ケイシー・ベンジャミン(sax)、デリック・ホッジ(b) &マーク・コレンバーグ(ds) がニューオリンズのスタジオに2週間籠り、プロダクション、ソングライティングそしてヴォーカルまでシェアした意欲作。
続きを読むこのアルバムは筆者にとって宝箱のようであり、どの曲を楽曲解説に選ぶか随分と迷ったが、よく吟味してみるとどの曲も奥が深く、簡単には楽曲解説などできないと考え始めた。そこで選んだのがマイルスの1974年のアルバム、『Get Up With It』の2曲目、<Maiysha>(マイーシャ)のリミックスだ。
続きを読む2013年と2014にグラミー賞を受賞したアルバムを通じて獲得したヒップホップ/R&B系のファンに「ジャズ・トリオを紹介するために」、それもジャズの曲ではなく、「彼らがよく知っている曲を通じてジャズを好きになってもらう」ことを意図して制作されたのだ。
続きを読むアンコールはなく、あっさり終わってしまったが、濃密な1時間。機械化されたヒップホップにR&Bの身体性を取り戻す作業は、完成の域に達した。さて、次はどこへ向かうのか。
続きを読む今回は、企画準備等に少しずつ無理や詰めが甘い点もあって残念であったが、とにかく勢いを持って「実験=エクスペリメント」してみたら、思いのほかよく、RGEサウンドの有効な拡張を見ることができたという感がある。
続きを読む筆者は恥ずかしながら「ロバート・グラスパー・エクスペリメント」以外の彼の活動をまったく知らなかった。今回の新譜、『カヴァード』について解題執筆の必要があって初めてブルーノート契約時の2作はトリオだったと学んだ次第。急いで試聴してみると、当時はもっとストレートなジャズ寄りの演奏をしていたのだと知った。10年前の話だ。
続きを読むさて、本作『カヴァード』。グラスパーのピアノ、やはり上手い。ブルーノートに居るような柔らかさ。でも、揺れている。余裕が甘さにすべる。個性やアクはない。おれはピアニストとして立っているわけではないから、と、打音が言う。
続きを読む同一メンバーでピアノ・トリオ吹込に再度挑戦したこの新作は、グラスパーという音楽家が現在では演奏家としてのスケールも能力もすべて飛び抜けていることをまざまざと示し出した。
続きを読む現代ジャズの扉は開かれた。ジャズ評論の21世紀はようやく始まった。
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