#2178 『sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation』
『サラ(ドットエス) / エスキース~ピアノ・インプロヴィゼーション』

閲覧回数 2,347 回

楽器も場所も彼女自身と言っても過言ではない最高に理想的な環境で生み出されたピアノ演奏は、この上なく優しく自由で、母の胎内にいるような安心感に満ちている。

続きを読む

#2174 『Jean-Luc Guionnet / l’épaisseur de l’air』
『ジャン=リュック・ギオネ / 空気の厚み』

閲覧回数 2,448 回

このアルバムから筆者が感受するのはサックス演奏ではなく、息=呼吸=空気(l’air)の聴覚ドキュメンタリーである。

続きを読む

#2171 『Keiko Higuchi / Vertical Language』
『ヒグチケイコ / 垂直な言語』

閲覧回数 4,188 回

詩から解放された歌、意味から解放された言葉を歌うヒグチの声は呼吸と一体化し、体内をめぐる血液のように、ずきんずきんと鼓動する。

続きを読む

#2170 『Peter Brötzmann, Milford Graves, William Parker / Historic Music Past Tense Future』

閲覧回数 4,866 回

音楽だけに留まらないミルフォード・グレイヴスの魅力と、それに感化された演奏家たちの交流のドキュメントとして、想像力を逞しくして味わい尽くしたい芸術品である。

続きを読む

追悼:バートン・グリーン~どうか不義理をお許しください。

閲覧回数 36,619 回

もし彼がECMや居住国オランダのICPなどの有名レーベルから作品をリリースしていれば状況は違ったかもしれないが、そうしなかったグリーンに俠気(おとこぎ)を感じて惚れ直す筆者のようなファンも少なくないだろう。

続きを読む

#2097 『落穂の雨 / 酒游舘』
『Ochibonoame / syuyukan』

閲覧回数 26,613 回

それぞれが異なる地平に立ちつつも、演奏が進むにつれて表情を変化させて、ダイナミックに響き合ったり、静寂に収斂したりしながら同化と異化を繰り返すプロセスに、ひとつのバンドならではの魂の共感と進化を感じる。

続きを読む

ジャズを聴かない橋本君へ~自分語りに終始した追悼文。

閲覧回数 30,229 回

そこには阿部や浦邊はもちろん、誰との比較をも許さない、冷徹なほど屹立したアルトサックスがモノトーンの色彩を放っていた。それは筆者の意固地なジャズへの被害妄想を突き崩し、贖罪として筆者は自分語りに始まるディスク・レビューを書くに至った。

続きを読む

橋本孝之、全人生とこれから by sara

閲覧回数 28,757 回

みんなが彼から受けた輝きを、それぞれが身近な人に繋いでいけば世界は少し変わるように思います。そして私も、タカちゃんが繋いでくれたご縁を、大切にしていけたらいいなと思っています。タカは、みんなのタカだからー彼が愛した人たち、まだ会ったことがない人も含めて、私も愛して繋いでいきたいと思います。

続きを読む

R.I.P. Takayuki Hashimoto by Florian Walter
追悼 橋本孝之 by フローリアン・ヴァルター

閲覧回数 30,067 回

アートの世界は人間の形に扮した巨人を失いましたが、彼の魂は確実に生き続けるでしょう。

続きを読む

#1163 マンスリーヒカシュー2021 エターナルエコー 脱皮する

閲覧回数 33,311 回

これほど表情豊かなバンドは他にいるだろうか?男は黙って背中で語る、というのは過去の美徳。顔満面の表情でサウンドを奏でるのが異形のロックバンドの心意気なのだ。

続きを読む

#1150 『ガブリとゾロリ』マキガミサンタチCD発売記念ライヴ

閲覧回数 28,166 回

インプロと言ってもジャズでもロックでもクラシックでもエスニックでもない。特定のスタイルに囚われない独自のスタイルは、“分かりにくい音楽こそ面白い”と宣言するフェスティヴァル『JAZZ ARTせんがわ』の精神を個人的なレベルで実践している証拠である。

続きを読む

#1623 『Super Jazz Sandwich / Super Jazz Sandwich plays the Enneagram Vol. 1』

閲覧回数 29,206 回

「ジャズ」スタイルの可能性・汎用性をとことん探索し、「ジャズ」で遊ぶ喜びを十二分に謳歌する三人は、前衛のための前衛や、破壊のための破壊とは次元の異なる音楽エンタテインメントの実践者に違いない。

続きを読む

#1603 『Makoto Kawashima / HOMO SACER』

閲覧回数 37,794 回

川島誠のサックスから発せられる音色には、聴き手の記憶の底のノスタルジアを呼び覚まし、現世の葛藤や欲動を音楽に昇華させる魔法の欠片が溶けこんでいる。ここから始まる音楽人生に偽りはない。

続きを読む

#1591 『柳川芳命+Meg Mazaki/四谷怪談』

閲覧回数 29,231 回

人間そのものに肉迫できているか。特定の物語をベースとしながらも、この根源的な問いは独立している。現在のような時代になっても、フリー・フォームが決してなくならない所以でもある。

続きを読む

#181 川島誠 インタビュー:みんなの「心」が集まって生まれる即興演奏

閲覧回数 45,250 回

P.S.F Records 2015年のソロ・アルバム『HOMO SACER(ホモ・サケル)』がアメリカのレーベルからアナログ盤で再発され注目を集めるアルトサックス奏者・川島誠が、自らの即興演奏の背景にある経験と思想を語るロング・インタビュー。

続きを読む

#1059 月見ル君想フpresents 編む言葉—触れる・揺れる・震える—

閲覧回数 38,334 回

ポエトリーは単なる「言葉」ではなく、4人が共有する「感情」として「音楽」と触れ合い、揺れ合い、震え合い、ひとつになって豊潤な物語を紡ぎ出した。慈愛と共感に満ちた真の創造の場の現出であった。

続きを読む

#1574『柳川芳命 – 藤田亮 / 無頼派二重奏』

閲覧回数 52,739 回

名古屋の異端サックス奏者柳川芳命と大阪のパンク・ドラマー藤田亮。何にも頼らず自分のスタイルを創り上げる無頼派同士の初のデュオ・アルバムには、即興演奏の彼方を目指すエネルギーが溢れている。

続きを読む

#1551 『Han-earl Park, Catherine Sikora and Nick Didkovsky / Eris 136199』

閲覧回数 39,126 回

逸脱を極めれば極めるほど、古典や伝統への親和性が高くなる。異才ギタリスト、パク・ハンアル率いる無名の小惑星の名前を持つトリオの演奏は、まだ誰も提唱していない「特殊逸脱性理論(Special Deviation Theory)」の確立なのかもしれない。

続きを読む

#162 来日直前インタビュー:クリス・ピッツィオコス Chris Pitsiokos

閲覧回数 96,672 回

2012年ニューヨーク即興音楽シーンに彗星のように登場したクリス・ピッツィオコスの待望の来日ツアーが9/17からスタート。ヒカシューの新作に参加するなど注目を集める若手サックス奏者が現在の心境と音楽シーンについて語るちょっと辛口の最新インタビュー。

続きを読む

#161 ニューヨークからせんがわまで〜巻上公一(ヒカシュー)インタビュー

閲覧回数 71,156 回

ヒカシューのリーダー、ヴォイス・パフォーマー、インプロヴァイザー、プロデューサーなど様々な顔を持つ巻上公一が、ジョン・ゾーンとニューヨーク・シーンからJazz Artせんがわ、クリス・ピッツィオコスが参加した新作から即興音楽の将来まで語り尽くすロング・インタビュー。

続きを読む

#1425『今井和雄 / the seasons ill』

閲覧回数 49,557 回

高柳昌行との出会いでギターを弾き続ける人生を選んだ今井和雄のエッセンスが集約された初のギター・ソロ・アルバム。即興音楽の極北を歩む不屈の魂は、心浮かれる村の鍛冶屋の槌音と同質である。

続きを読む

#1419『Chris Pitsiokos / Valentine’s Day』

閲覧回数 75,802 回

即興演奏から作曲作品へと進化を続けるNYシーンの若き戦士クリス・ピッツィオコスが、2作目のサックス・ソロ・アルバムを発表した。これまでの過激なインプロヴァイザーのイメージとは異なる、知的で静謐なサウンドを聴かせてくれる。タイトル通り「豊潤な音楽への愛」に溢れた新境地。

続きを読む

このライヴ/コンサート(海外アーティスト)#02 第三届明天音乐节 3rd Tomorrow Festival

閲覧回数 44,517 回

初めて訪れた中国で、しかも前衛音楽専門のフェスティバルを体験できたことは、2016年というよりも50余年の人生の中でも特筆すべき出来事だった。

続きを読む

# 1190『Chris Pitsiokos, Philip White/PAROXYSM』『Weasel Walter and Chris Pitsiokos/Drawn and Quartered』

閲覧回数 59,928 回

NYハードコアジャズの新星クリス・ピッツイオコスが2015年前半にリリースした2作のアルバムは、「ジャズ」の概念を拡張するニューヨーク即興シーンの鮮烈なドキュメントである。

続きを読む

#631 .es(ドットエス)LIVE IN TOKYO 2013

閲覧回数 4,243 回

注目の関西即興デュオ.es(ドットエス)の東京公演2デイズ。

続きを読む

#1024 『Isao Suzuki × KILLER-BONG/KILLER-OMA』

閲覧回数 3,155 回

ジャズかどうか、クラブ系かどうか、などジャンルは関係なく、ここに刻まれた演奏は、ふたりの求道的表現者が全身全霊をかけて交感した、紛れもない真の即興演奏の記録に他ならない

続きを読む