サン・ラ – JazzTokyo

フリージャズの身体性と、知的な即興演奏が、高い次元で融和して、新しい音楽の扉を開いていく…、そんな演奏だった。

2022年11月5日ヒロホンシュク

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #84 R. I. P. Phroah Sanders ＜Our Roots (Began In Africa)＞

ファラオ・サンダースが他界した。コルトレーンの後継者だとか、フリー・ジャズの旗手だとか言われているが、筆者にとっては常に新しいサウンドを追求していた生粋のジャズアーティストだった。絶叫サウンドで有名だが、実は美しい音色を追求していたに違いない彼の真の姿を追ってみた。

このディスク2019（海外編）No. 261

2020年1月4日剛田武

#01 『Marshall Allen, Danny Ray Thompson, Jamie Saft, Trevor Dunn, Balazs Pandi, Roswell Rudd / Ceremonial Healing』

マーシャル・アレン師を中心に6人の猛者がデタラメを極めた本作は、混迷する世界の癒しの儀式のサウンドトラックなのである。

CD/DVD Disks No. 253

2019年5月4日剛田武

#1610 『Marshall Allen, Danny Ray Thompson, Jamie Saft, Trevor Dunn, Balazs Pandi, Roswell Rudd / Ceremonial Healing』

マーシャル・アレンたちの宇宙規模の自由な音楽が、たった30センチのレコード盤をターンテーブルに乗せるささやかな儀式を通じて我々の現実世界と繋がる。これこそ真の癒しであり祝福である。

このディスク2018（海外編）ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート＆リリース情報 Jazz Right Now No. 249

2018年12月29日シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley

Jazz Right Now 2018年ベストアルバム

アメリカJazz Right Nowが選んだ2018年ベストアルバム。

2018年12月1日シスコ・ブラッドリー Cisco Bradley

連載第34回ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート＆リリース情報
サン・ラ、ブラックス・ミス

サン・ラ・アーケストラがフィラデルフィアに来たことの意味と『Of Abstract Dreams』、ブラックス・ミスのデビュー盤『Blacks’ Myths』。

GUEST COLUMN No. 240

2018年4月1日金野 "onnyk" 吉晃

「全ては電子音楽だ」アトミック〜スペース〜コンピュータによる20世紀音楽の思い出

1957年に生まれた私ができるのは、過去の物語を語り継ぐことであり、記憶の彼方にかすむ、幻影の歌う電子の声に耳を澄ますのみなのだ。

CD/DVD Disks No. 226

2017年2月1日剛田武

#1369 『山口正顯・渡辺生死 duo / 砂山』

聖地・高円寺グッドマンから現れたリード&ドラム・デュオによる叙情曲集は、パンドラの箱からフリージャズの精霊たちを解放し、ギミック無しの生のジャズのパワーを世に知らしめるパラレル・モーションである。

Concerts/Live Shows No. 218

2016年6月1日剛田武

#894 Gilles Peterson presents 『WORLDWIDE SESSION 2016』

90年代に＜ジャズで踊る＞というムーヴメントが世界各地で盛りあがった。日本では折からの渋谷系ブームとも連動し、深夜のクラブで朝までジャズやレアグルーヴで踊り明かすのがトレンドになった。そんな時代の最先端にいたのがジャイルス・ピーターソンとUnited Future Organizationの松浦俊夫だった。その二人が21世紀の最初の15年が過ぎた今、ジャズを基盤にした”大人のための都市型音楽フェス”を企画した。