#2360 『Keith Jarrett / The Old Country~More From the Dear Head Inn』
本アルバムを聴くことが「キース・ジャレットにとってピアノとは何か」を全てのキース・ファンが問い直してみる機会となることを期待したい。
続きを読むJazz and Far Beyond
本アルバムを聴くことが「キース・ジャレットにとってピアノとは何か」を全てのキース・ファンが問い直してみる機会となることを期待したい。
続きを読むキースとポールが16年ぶりに共演、それはジャック・ディジョネットの代役としてだが、逆に、菊地雅章やポール・ブレイらをサポートしてきたゲイリー&ポールのコンビに、キースが参加したと視点を変えるとそのサウンドは興味深く、重要な一期一会であったことが見えてくる。
続きを読む1969年にミュンヘンでマンフレート・アイヒャーによって創立され、55周年を迎えたECM。大友良英ならではの選曲でその足跡を辿る。
続きを読むキースが16歳でプロデビューしたジャズクラブに30年ぶりに出演し、ポール・モチアンと16年ぶりに共演した『At The Deer Head Inn』の続編。キースとマンフレートが選んだスタンダード8曲を収録する。
続きを読むヨン・クリステンセン、ポール・モチアン、リー・コニッツを含むECMミュージシャン、マンフレート・アイヒャーらの音楽観に迫り、14年間をかけて制作されたドキュメンタリー映画。ヤコブ・ブロによるサウンドトラックが2枚組LPでリリースされた。
続きを読むこのアルバムの凄さの一つは、一貫してシリアスな雰囲気があるのになぜかずっと心地良く聴いていられるということである。
続きを読む静謐な中に鋭く研ぎ澄まされた感性のぶつかり合いが脳に染み込んでいくといった感じのフリーなサウンド
続きを読むこれほどのトリビュート・アルバムはECMの長い歴史の中でも他に類例がないのではないか
続きを読むドラマーが変わると演奏は当然とても変わります。やる曲目や使う音符、ニュアンスや空気が、Standards Trioと違うのが分かります。
続きを読む2023年年頭にあたり、昨年9月にアルバム『ボルドー・コンサート:Bordeaux Concert』をリリースした、現在療養中のキース・ジャレットを、彼の回復を祈って取り上げる。
続きを読む2017年秋のニューヨークに滞在中、ジャズクラブ「ジャズ・スタンダード」にゲイリー・ピーコック・トリオが出演していて、元気なゲイリーに会うことができた。
続きを読むこの日3人の中ではいちばん調子がいいゲイリーのプレイは相変わらずカッコ良かったし、モチアンも彼にしかできない独特の間合いでイマジネーションを広げていった。
続きを読む即興演奏家の個性というものは、例えるなら“聴く”という共通・共有な土壌の上に咲いた花だ。その花には色々な種類、色、香りなどあるけど育っている土壌は変わらない。
続きを読むキース・ジャレット、菊地雅章、富樫昌彦、村上寛、佐藤允彦、山本邦山らとの共演で知られるゲイリー・ピーコックが9月4日、自宅で穏やかに息を引き取った。
続きを読むジャズ史上極めて重要なピアニストであるビル・エヴァンスの1970年代の変身ぶりについて。
続きを読む2年前に90歳でまだ元気にヨーロッパツアーをしていたリー・コニッツがCovid-19に倒れた。歴史にしっかりと足跡を刻み込んだコニッツ、その人気の謎を探る。楽曲解説部分ではブラッド・メルドーと触発しあってエキサイティングなインプロラインを生むその様子を掘り下げてみた。
続きを読むクールジャズ期から現代まで活躍したアルトサックス奏者で、ECMでの2枚も含め2019年まで精力的に活動したリー・コニッツが新型コロナウイルスのため92歳で亡くなった。
続きを読むベテラン・トリオが聴衆と即興の醍醐味を共有する巧みさを発揮した秀作。
続きを読むこの4月13日にビル・エヴァンスの未発表ライブ2枚組、『Evans In England』がリリースされた。7年近く続いたビル・エヴァンス第二期トリオだ。このアルバムをもって、ジャズの歴史の中でどうエヴァンスが特異であったかを考察して見た。また、スイングの曲でのエヴァンスの意外なボイシングも採譜で解説。
続きを読む低音部から高音部まで、エッジの効いた透明な音は、まさにマイキングの効果だ。
続きを読むECM創立50周年を象徴するポール・ブレイ・トリオとキース・ジャレットの新譜。
続きを読む長い間ジャズを聴いてきたが、これほど充実したビッグバンド演奏は空前絶後である。
続きを読むビル・フリゼールが、新アルバム『Epistrophy』(ECM)のリリースに合わせ、デュオでの録音を共にしたトーマス・モーガンに、ルディ・ロイストンを加えたトリオで来日する。クリニックも予定している。
続きを読む録音された1993年当時の録音システムが持っていた分厚いサウンドが懐かしい。
続きを読むこの世における彼の生は終わってしまったのだろうけど、“まだ始まったばかりだからね!”
続きを読むポール・モチアンの愛したピアニストの一人、ラス・ロッシング。その独自の奏法と魅力を探る。
続きを読むだめだ、なみだで目が見えない、フリゼール、お前、わかってるじゃねえか、うううっ、作曲したモチアンがよみがえってくるぜ、その心意気、しかと受け取った、
続きを読む1トラック目から聴き始め、ぶっ飛びまくった。カーターとウイリアムスのグルーヴはマイルス時代よりさらに進化しているのに加え、ジェリは抜群のタイムの位置でグルーヴしまくりだ。
続きを読む2作目のアルバム、ピアノ・トリオ作品『Billows of Blue』のリリースに至るまでに出会うべくして出会った数々の名盤と、ニューヨークの音楽家達。「ジャズ」とは何かという問いの追求について、自身が語る。
続きを読むある日の菊地 Poo 雅章(1987年3月22日@NY ブルックリン グリーンポイント クラッカー・ジャップ・スタジオ)
続きを読むジェレミー・スタイグが亡くなってしまった
続きを読む彼(菊地雅章)は崇高ともいえるほど美しいテクスチュアを紡ぎながら、それを一瞬の内にぶち壊すことも厭わない。
続きを読む菊地 雅章(きくち・まさぶみ、1939年
続きを読むそんなことは忘れて、これ、実にいい。ヴィオラとマンドリンの音色の異化効果もあってか、単に作品集という意義を超えてバトンされるモチアン・ミュージックのコアが聴こえるものだ。
続きを読む(モチアンの音楽で惹かれるのは)エモーションとスペースだ。エモーションは彼の楽曲に共通した魅力で、しかもうまくバランスが取れている。
続きを読むこの演奏は、NYの老舗ジャズ・クラブ「バードランド」が60周年を迎え、60年前のオープニング・ナイトに出演したリー・コニッツ(もうひとりの現役はロイ・ヘインズ)にカルテットを組ませて1週間の公演を企画したもの。
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