JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

Masaki Kai

R.I.P. パレ・ダニエルソンNo. 315

何故か”シンプル”に響く音 by 甲斐正樹

『My Song』でのパレの演奏は、色々な事をしているにも関わらず、何故か耳にはシンプルに聞こえます。全ての音が正解になっています。本当に不思議です。

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R.I.P. パレ・ダニエルソンNo. 315

『Contra Post』by 望月慎一郎

忘れもしない5月18日「池袋ジャズ」終演後の居酒屋で、ベーシスト甲斐正樹にパレがいかに素晴らしいか熱弁をふるった。パレがその日に亡くなったことを翌日知った。

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CD/DVD DisksReviewsNo. 303

#2252『Yukari Endo Project / DROP, DROP, SLOW TEARS』
『遠藤ゆかりプロジェクト/DROP, DROP, SLOW TEARS』』

2021年に急逝したヴォーカリスト、遠藤ゆかりへのトリビュート盤。4人の音楽家が故人の思いを継いで創り上げたアルバム(Disc 1)、遠藤ゆかりの未発表音源(Disc 2)を通して、パーソナルな記憶を超え、90年代の音楽文化が現在のジャズへとつながっていく。

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R.I.P. ウォルター・ラングNo. 290

宙に by 甲斐正樹

Walterの奏でるピアノの音がアンサンブルの中で宙に浮かんでいる感覚。Walterの音は、僕のベースの音に磁力なようなものでコネクトしていながら、そこに対して宙に浮いているという美しさを放っていた。それ以降、Walterの魂、美学が、永遠に生きた形として僕の体に残り続けている。

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Local(国内)News

2/8-10 望月慎一郎、沢田穣治、福盛進也〜Three Visions of a Secret
2/4 柳原由佳、甲斐正樹、福盛進也〜Flowing sounds note

望月慎一郎、福盛進也がミロスラフ・ヴィトウスとともに録音した『Trio 2019』の発売の記念も兼ね、沢田穣治が参加したトリオで京都、神戸、大阪でのツアーを行う。福盛は同時期に、柳原由佳、甲斐正樹とのトリオ「Flowing sounds note」の公演を神戸で行う。いずれも東京での公演を期待したい。

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