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2/18「And the music continues to evolve vol.25」
田中信正、吉田隆一、斉藤圭祐、三科律子、山田邦喜 

「フリージャズ」とは何か? 現在、それが可能であるとすれば、どのような形でか?
私は長年のこの問いに答えを出すため、スペシャルなライブを企画することにした。
まずは、メインストリームの現代ジャズの中でも突出して先鋭的で精緻な演奏を見せる田中信正のピアノ。
バリトン・サックスでのフリー・フォーム演奏では誰もが認める第一人者である吉田隆一。
モダンジャズの名手でありつつ、アヴァンギャルドなロックバンドでも活躍するドラマーの三科律子。
ここへ、アンダーグラウンド・シーンで活躍する秘密兵器を「刺客」として投入する。
若干21歳にして一部の識者を騒がせている期待の新星、阿部薫の生まれ変わりのようなアルト・サックスの斉藤圭祐。
斉藤が最も気に入った共演者であり、中村達也とのドラム・デュオでも名をはせるベテラン・ドラマーの山田邦喜。
このライブで何が起こるかは私にもわからない。ただ、彼らなら音楽の可能性が持つ極限に挑むようなプレイを見せてくれるだろう。
このような組み合わせは常識的にはあり得ず、何度もできるような企画でもない。一期一会の遭遇になるやもしれぬ。
この閉塞した現代社会において、音楽が持つ意味とは何なのか? それを考えるために、この演奏=「事件」を目撃してもらいたい。

And the music continues to evolve vol.25 【Interstellar force】
2024年2月18日(日曜) 開場18時30分、開演19時00分
田中信正 (p)
吉田隆一 (bs)
斉藤圭祐 (as)
三科律子 (ds)
山田邦喜 (ds)
会場 渋谷「公園通りクラシックス」
http://koendoriclassics.com/
チャージ 3,500円

田中信正 Nobumasa Tanaka (piano)
4歳より電子オルガンをはじめ、16歳でクラシックピアノに転向。国立音楽大学作曲学科中退。小灘裕子、藤井英一、橋本一子、佐藤允彦、各氏に師事。共演者と創り上げる自由で即興性に富んだ演奏活動は、JAZZのフォーマットばかりではなく多岐に亘る。
2014年からは超弩級ユニット「田中信正トリオ作戦失敗(落合康介b、橋本学ds)」を始動。2018年第二作CD「キティ組曲」リリース。2022年ピアノソロ「プロローグ」をリリース。
http://tnobumasa.com/
Q.あなたの音楽は『何』ですか?
A.歌

吉田隆一 Ryuichi Yoshida (baritone sax)
バリトンサックス奏者/作編曲家。ジャズを中心にジャンルを横断する音楽活動を行なっている。”SF音楽家” を名乗り、SFに関する文筆を手掛ける他、SFと音楽のコラボ企画も主催する。一般社団法人 日本SF作家クラブ・第4期理事。
Q.あなたの音楽は『何』ですか?
A.現象

斉藤圭祐 Keisuke Saito (alto sax)
2002年名古屋出身
市工芸ブラバン→尚美jp卒
直近は、渋さ知らズ、unkown plus、高円寺グッドマン等で活動。
Q.あなたの音楽は『何』ですか?
A.対話

三科律子 Ritsuko Mishina (drums)
中学生の頃にやっていたヒップホップダンスからドラムに興味を持ち大学に入学してジャズサークルに入部、ドラムを始める。
村上寛氏師事、ローディーとしてライブを見ているうちに音楽の世界に魅力を感じ、サークル引退後ライブ活動を開始。
鈴木勲氏率いるOMASOUND、高橋知己氏などのバンドを経て今に至る。
現在板垣光弘トリオ、アバンギャルドロックバンドooiooなどを中心に活動中。
2023年からシタール奏者吉田大吉氏率いるsaicobabに参加。
Q.あなたの音楽は『何』ですか?
A.ノーコメント

山田邦喜 Kuniyoshi Yamada (drums)
ドラマー。名古屋市出身。長い演奏生活と音楽業界から何度も失踪しており、故にプロフィールやキャリアを持っていない。若い頃から詩人に憧れており、「詩とはたった一人の人に投げかける言葉である」という石原吉郎(詩人)の言葉を大切にしている。
誠実で確かなドラムの音を一つずつ紡いでいき、いつかそれが詩の言葉になりますように。
Q.あなたの音楽は『何』ですか?
A.自画像、詩

野田光太郎 

野田光太郎 Kohtaro Noda 1976年生まれ。フリーペーパー「勝手にぶんがく新聞」発行人。近年は即興演奏のミュージシャンと朗読家やダンサーの共演、歌手のライブを企画し、youtubeチャンネル「野田文庫」にて動画を公開中。インターネットのメディア・プラットフォーム「note」を利用した批評活動に注力している。文藝別人誌「扉のない鍵」第五号 (2021年)に寄稿。

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