Monthly Editorial
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#24 細川周平著『近代日本の音楽百年』全4巻
Einen Moment bitte! 横井一江, Monthly Editorial, No. 275 2021年3月06日 — 横井一江
『近代日本の音楽百年』は音楽史としても側面も持つが、文化受容を多角的に捉えることで日本の近代を音楽面から捉えた本といえる。
Features
Reviews
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#2068 『Soft Works – Abracadabra in Osaka』』
『ソフト・ワークス/アブラカダブラ・イン・大阪』CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — 須藤伸義
個人的なハイライトは、ディーン作〈Baker’s Treat〉における、晩年のアート・ペッパーを思わせる、魂を削り取られるような吹奏のサックスソロだ。
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#2067 『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・細川俊夫「月夜の蓮」/児玉桃 ・小澤征爾&水戸室内管弦楽団』
CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — 神子直之
そう、ここでその3人(プラス吉田氏)が集い、そこに至る道とその後の活躍の一つの経過点として合焦した、とても素敵なドキュメント
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#2066 『関根みちこ/Colorful Scenery』
CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — ゲスト・ コントリビューター
彼女のファースト・アルバムを聴いて感じたのは、ジャズ・シンガーの特権である開放性を存分に享受しているということだ。
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#2065 「アストル・ピアソラ 生誕100周年記念」シリーズ
CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — 淡中 隆史
従来のLP、CDを長く聴き馴染んできた人たちがオリジナル・アートワークとリマスタリングの「新バージョン」に心を動かされない訳がない。
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#2064 『Manfred Krug, Uschi Bruning, Klaus Lenz Band – 1971 Live im Deutschen Hygiene-Museum Dresden (2CD)』国内盤:BSMF-7627 『マンフレート・クルーク、ウッシー・ブリューニング、クラウス・レンツ・バンド / 1971 ライブ・イン・ドイツ・ハイジーン・ミュージアム・ドレスデン (2CD)』
CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — 岡崎凛
1970年ごろの東ドイツに、どれほど米国のジャズ、ロック、ソウルが浸透していたかを伝えるライブ盤2枚組である。
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#2063 『Liudas Mockūnas / In Residency at Bitches Brew』
『リューダス・モツクーナス/イン・レジデンシー・アット・ビッチェズ・ブリュー』CD/DVD Disks, No. 275 2021年3月06日 — 齊藤聡
リトアニアのサックス奏者リューダス・モツクーナスが2018年末に来日し、Bitches Brew(横浜市)において4日間連続のライヴを行ったときの記録である。迎える音楽家たちは「日本の最強インプロヴァイザー軍団」との宣伝文句に恥じない面々だった。
Column
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Tak.TokiwaのJazz Witness #05 チック・コリアへの追憶
R.I.P. チック・コリア, Tak TokiwaのJazz Witness, No. 275 2021年3月06日 — 常盤武彦
自らの死を予期した別れのメッセージは、素晴らしい友人たちに恵まれたことへの感謝と、若いアーティストへの暖かい励ましに満ちており、最後までポジティヴな姿勢を崩さない。1988年からチック・コリアの取材を続けていた筆者が、その膨大なストック写真を公開し、偉大なアーティスにして素晴らしい人柄だった故人を偲ぶ。
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”稀代の興行師” 鯉沼利成さんの思い出 #2 「セシル・テイラー」
”稀代の興行師” 鯉沼利成の世界, No. 275 2021年3月06日 — 菅原光博
NYのジャズ・シーンをオンタイムで日本に招聘したあいミュージックの鯉沼利成氏の存在とジャズに賭けるその熱い情熱を知った一瞬だった !
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Jazz meets 杉田誠一 #112「ミルフォード・グレイブス」
Jazz Meets 杉田誠一, R.I.P. ミルフォード・グレイヴス, No. 275 2021年3月06日 — 杉田誠一
ミルフォードのあのシンプルなスワヒリ語が、「うたう」ことのルーツだとすれば、「間」に重きを置くミルフォードのドラミングは、「うた」そのものである。
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #63 R.I.P. Chick Corea <Hairy Canary>
R.I.P. チック・コリア, ヒロ・ホンシュクの楽曲解説, No. 275 2021年3月06日 — ヒロ ホンシュク
あのチック・コリアが逝ってしまった。みんな驚いた。誰もチックが死ぬなんて思ってもみなかったと思う。だってつい最近まで自宅から元気そうにライブ発信していたじゃないか。改めて自分に対するチックの音楽の影響力を見直してみた。ジャズを勉強始めた頃に何度も何度も聴いた<Hairy Canary>という曲を取り上げてみた。
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ジャズ・ア・ラ・モード#43 ソニー・ロリンズのビッグ・サイズ・ファッション
Sonny Rollins in big-sized fashionJazz à la Mode 竹村洋子, No. 275 2021年3月06日 — 竹村洋子
スタイリッシュ度は極めて高く、現役のミュージシャンの中では抜きん出ている、ソニー・ロリンズのビッグ・サイズ・ファッションについて。
Interviews
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Interview #220 ギタリスト・コンポーザー 森下周央彌
Interviews, No. 275 2021年3月06日 — 稲岡邦彌
楽曲ありきで音楽をしているので、ギターのサウンドが必要であれば入れるし、とくに要らなければ無理には入れないようにしてます。
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Interview #219 サックス奏者 仲野麻紀
Interviews, No. 275 2021年3月06日 — 稲岡邦彌
多くの人々の前で演奏するのではなく、限りなくインティメイトな関係性の中で、音を放つことができれば。
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Interview #218 pianist 坂田尚子
Interviews, No. 275 2021年3月06日 — 稲岡邦彌
自分にとって自然に表現できる完全即興のソロで演奏したいという気持が強くなったので、ソロで演奏を再開し、アルバムも作りました。
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Interview #217 jazz singer 関根みちこ
Interviews, No. 275 2021年3月06日 — 稲岡邦彌
関根みちこMichiko Sekine
及川公生の聴きどころチェック
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#655 『森下周央彌 featuring Strings Trio / Ein』
『Suomi Morishita featuring Strings Trio / Ein』及川公生の聴きどころチェック, No. 275 2021年3月06日 — 及川公生
アコースティック・ギター、バイオリン、ビオラ、チェロ。凄い重厚なサウンドの展開が出ていて、筆者、仰け反ってしまった。
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#654 『小曽根 真/OZONE 60』
『Makoto Ozone / Ozone 60』及川公生の聴きどころチェック, No. 275 2021年3月06日 — 及川公生
透明感と輪郭の明確な音像に驚嘆。リアルな近接感も魅力で、臨場感の豊富な録音。