Monthly Editorial
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#35 2022年の終わりに
Monthly Editorial, Einen Moment bitte! 横井一江, No. 297 2022年12月31日 — 横井一江
間もなく2022年も終わろうとしている。
コロナ禍以前の「日常」に戻りたい/戻ろうという強い気持ちが、人々の行動パターンから強く感じるこの頃である。
Features
Reviews
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#2228 『フレッド・ハーシュ&エスペランサ・スポルディング アライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』
CD/DVD Disks, No. 297 2022年12月31日 — 小西啓一
「ヴィレッジ・ヴァンガード」に集った熱心なジャズ・ファンも、この2人に優しく時に激しく揺さぶられ、その当意即妙な“対話術”に癒され、魅了され尽くす。
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#2227 『ハーモン・メハリ/アスマラ』
『Hermon Mehari / ASMARA』CD/DVD Disks, No. 297 2022年12月31日 — 小西啓一
カンザス・シティ出身のハーモン・メハリは、フランスのパリに活動の拠点を定めもう6年余り。欧州の地にしっかりと根を下ろし活動しており、その行動領域だけでなく守備範囲の広さも、彼の音楽を特徴付けている。
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#2226 『藤井郷子/Hyaku, One Hundred Dreams』
『Satoko Fujii / Hyaku~One Hundred Dreams』CD/DVD Disks, No. 297 2022年12月31日 — ゲスト・ コントリビューター
それでも今回の作品は突破口となる可能性が充分ある。百枚目といったって単なる通過点でしょう、と涼しい顔をしそうだが、
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#2225 『JUSU /サガリバナ ~島をくちずさむ~』
CD/DVD Disks, No. 297 2022年12月31日 — 仲野麻紀
JUSUが奏でる音楽は、島々の存在に触発され、様々な語りの中から、彼らの感性を通過して生まれたのだと思う。
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#2224 『JUKE/19』
CD/DVD Disks, No. 297 2022年12月31日 — 剛田武
レコード(記録)として残すことへの熱意から生まれたのがJUKE/19の作品群だと考えれば、リリースから40年以上経って、リマスター&特殊パッケージのアナログ盤として再び世に出ることは必然なのではなかろうか。
Interviews
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Interview #255 藤井郷子〜100作目のCDをリリースして
Interviews, No. 297 2022年12月31日 — 稲岡邦彌
私自身の中ではっきりとした作品のイメージがあり、これだけのラインアップで面白くないわけはないという確信はありました。
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インプロヴァイザーの立脚地 vol.3 外山明
インプロヴァイザーの立脚地, No. 297 2022年12月31日 — 齊藤聡
ドラマー・パーカッショニストの外山明は形式にまったくとらわれないプレイを行い、ポップスやジャズだけでなくフリー・インプロヴィゼーションのライヴも行っている。だが、外山自身の演奏に対する考えに照らすならば、この説明は本質的なものではない。仮に外部からフリー・インプロヴィゼーションを演っているように見えたとしても、外山にはそのつもりがないからだ。
Column
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菅原光博「ジャズを撮る!」#23「ロバータ・フラック」
ジャズを撮る!菅原光博, No. 297 2022年12月31日 — 菅原光博
SJ誌の編集部員と自宅を訪れるとなんとジョン・レノンと向かい合わせの部屋だった!
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #86 Tony Williams <Pee Wee>
ヒロ・ホンシュクの楽曲解説, No. 297 2022年12月31日 — ヒロ ホンシュク
1997年に筆者のスパー・ヒーローだったトニー・ウィリアムスが医療ミスで急死してから、マイルス以外のトニーを暫く聴いていなかった。この12月12日のトニーの誕生日に久しぶりにトニーに目を向け、神童ぶりを発揮する幼少期の紹介と併せて大好きなトニーのオリジナル曲、<Pee Wee>を掘り下げてみた。
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ジャズ・ア・ラ・モード #62.キース・ジャレットのミニマリズム
Jazz à la Mode 竹村洋子, No. 297 2022年12月31日 — 竹村洋子
2023年年頭にあたり、昨年9月にアルバム『ボルドー・コンサート:Bordeaux Concert』をリリースした、現在療養中のキース・ジャレットを、彼の回復を祈って取り上げる。
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小野健彦の Live after Live #278~#287
小野健彦の Live after Live, No. 297 2022年12月31日 — 小野 健彦
巡る季節を進むLAL。連載通算300本を射程圏内に捉え、今月号もシジャズのフィールドを離れた音紀行を含む充実の現場10本をご紹介。
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エッセイ「風を歩く」から vol. 10「見世物小屋」~中原養護学校
風巻隆「風を歩く」から, No. 297 2022年12月31日 — 風巻隆
ボクにとって「いい演奏」というのは、思っていたことがうまくできた時ではなく、自分が思いもよらないような演奏をした時だ
Concert/Live Report
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#1245 【コンポステラ〜星の広場で(Fiesta de Compostela)vol.2】
~篠田昌已没後30年~ 2daysConcerts/Live Shows, No. 297 2022年12月31日 — 細川周平
生活向上委員会、じゃがたら、コンポステラ、東京チンドンなどで活躍したが、1992年に早逝したサックス奏者篠田昌已の命日(12月9日)と誕生日(12月8日)に合わせた30周忌に、協演した楽士と、後から知った若い世代合わせて20数名が、大熊ワタルの呼びかけで集まった。
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#1244 矢沢朋子 Absolute-MIX presents Electro-Acoustic Quartet
Concerts/Live Shows, No. 297 2022年12月31日 — ゲスト・ コントリビューター
ピアニスト矢沢朋子が企画する「Absolute-Mix」は、今回ニューヨークを本拠地として活動するスコット・ジョンソンの作品を取り上げ、エレクトロ・アコースティックなサウンドを生き生きと繰り広げるその独自の世界を紹介した。
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#1243 Incognito
Concerts/Live Shows, No. 297 2022年12月31日 — ゲスト・ コントリビューター
Incognito は40年もやっているのでそりゃまぁ年齢層高いわ。若い人が意外と少ないのが気になるところ。
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#1242 松本一哉 3rd album 『無常』リリース・ツアー
映画「UTURU」上映&ライブ・パフォーマンスConcerts/Live Shows, Reviews, No. 297 2022年12月31日 — 金野 "onnyk" 吉晃
なんだかライブの印象が壊れそうで、私は松本の尋常ならざる執念の作品『無常』を買わなかった。
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#1241 りら~雲を吐き、星を喰う homages to Tetsu~
Concerts/Live Shows, No. 297 2022年12月31日 — 齊藤聡
「りら」はコントラバス奏者の故・齋藤徹によるワークショップなど齋藤との縁から実施されてきた表現の場であり、異なる領域のメンバーが模索を続けてきた。この日ゲストを加え、齋藤へのオマージュとして3回目のステージが実現した。