Jazz and Far Beyond

吉田野乃子が自身のバンド「Cubic Zero 立方体・零」の3作目『Cubic Zero / Creeping Melibe』(Nonoya Records Nonoya015) をリリースした。
野外劇場で聴くノー・ネクタイのベルリン・フィルは今夏の最大のイベントではあった。
“間(Ma)”、 “一期一会(Ichigo-Ichie)”、そして “守・破・離(Shu-Ha-Ri)”これらの概念が日本人とジャズを結び付けるもの。
インプロのアプローチやエフェクターの使い方などで昔から気になっていたメアリー・ハルヴァーソンの新譜が出た。この4管編成のアルバムは想像以上にすごかった。彼女の作曲テクニックの素晴らしさにびっくり。頭から離れない1曲、<Carved From>の解説を試みた。
巡る季節を進むLAL。弥生中旬、我が身に起きた骨折・手術入院から3か月。嬉しいLAL
本格再開の中、今月号では水無月下旬から文月中旬に巡った充実の現場6本をご紹介。
アラン・ベイツからは音楽ビジネスの基本を身をもって学んだ気がしている。
カセットは自分の演奏を手軽に録音でき、それを聴き返すことができ、また録音したものを手軽に編集でき、またそれをコピーし作品化することができる便利なメディアだった。
第八十四代順徳天皇の中宮・東一条院立子の哀恋歌に<マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ>に添わせてみる。
音楽を積極的に鑑賞、受容することは、ある種の表現である。聴取そのものが、能動的行為である。
「万人に音楽を」がグスターボ・ドゥダメルの哲学の礎になっている。
60年代〜70年代の東京のジャズ喫茶シーンを平岡一人称で描き出した。
このピアノトリオアルバムを聴くと、私たちは気づかないうちに鈴木の創造性の源泉に触れ、彼女の経験してきた音楽的歴史に胸をふるわせる。
アケタズ・ディスクにまた1枚明田川荘之の精神と煙草とアルコールの匂いが詰った秀作が加わった
ユルさと音楽的というより精神的なハモり
二人はやりとりの名人芸を静かに展開した。速弾きへ向かう技巧の炸裂ではなく、互いに相手の出方に即興で反応するジャズの基本に立ち返る芸の確認で、二人の音楽的境地の達成と思えた。
ジェシカ・アッカリーがはじめての来日ツアーを行った。ジャズ・即興シーンでこの数年間注目度が高くなってきたギタリストである。
不気味さをまぶしたヴェルヴェットの弱音が無限に拡張してゆく異世界。皮膚全体から多孔的に染み入る波動に戦慄。次元が違う。
コンシュマー・オーディオでこそ楽しく聴けて、清水くるみさんのピアノなど、豊かな音楽を楽しめました。
かみむら泰一の演奏は内にも外にも開かれている。自分自身のヴォイスをいかに尊重するか、表現のための言語とはなにか。