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9/09 武本和大 THE REAL Departure  第5回コンサート @ボディ&ソウル

text by Kazune Hayata 早田和音
photo by Kanako Fujitani 藤谷香菜子

国立音楽大学演奏・創作学科ジャズ専修を首席卒業した後、井上陽介(b)・トリオでの抜擢を受けて一気にブレイク。現在、自身のリーダー演奏や、井上聡(g)、酒井麻生代(fl)らビッグ・アーティストへのサポートなど多彩な活動を展開するピアニスト武本和大が、《武本和大 THE REAL Departure》を9月9日に東京・渋谷のジャズクラブ“ボディ&ソウル”で開催する。

    

武本和大 The Real Departure は、武本が2022年にスタートさせた、ピアノ・トリオ+パーカッション+弦楽四重奏という編成で、自身のオリジナル曲を演奏するプロジェクト。タイトルの最初にあるTHE REALというのは、武本が国立音大在学中に結成したピアノ・トリオだ。メンバーは、自身のリーダー・トリオ活動のほか、峰厚介(ts)、加納奈美(sax)、林栄一(as)らからの重用を受ける人気ベーシストの佐藤潤一と、小曽根真(p)TRiNFiNiTYのドラムを務めるだけでなくクラシック音楽シーンでも評価の高い きたいくにと。このTHE REALに、Wu-Xingや熱帯JAZZ楽団でお馴染みの岡本健太(perc)を加えた4人がリズム・セクションを務め、そしてストリングスには、弦楽奏団“EMO strings”を主宰する吉田篤貴(vln)をはじめ、西原史織(vln)、末廣彩風(va)、飯島奏人(vc)ら、クラシック音楽やジャズ、ポップスなど幅広く活躍する弦楽器奏者が揃った贅沢な布陣。これまで4回のコンサートを重ね、レパートリーが増えるとともに、急速にメンバー間のケミストリーを強めている 武本和大 THE REAL Departure。今回のボディ&ソウルでの5回目のコンサートは、豊かな音楽性を持つ同バンドの音楽を楽しむ絶好の機会だ。

《武本和大 THE REAL Departure》

日時:9月9日(月) 開場:18:30 開演:19:30
会場: ボディ&ソウル 渋谷公園通り(渋谷区宇田川町2-1 渋谷ホームズB-15)
料金: ミュージック・チャージ6600円(税込み)
出演: 武本和大(p) 佐藤潤一(b) きたいくにと(ds) 岡本健太(perc) 吉田篤貴(1st vln) 西原史織(2nd vln) 末廣彩風(va) 飯島奏人(vc)

早田和音

2000年から音楽ライターとしての執筆を開始。インタビュー、ライブリポート、ライナーノーツなどの執筆やラジオ出演、海外取材など、多方面で活動。米国ジャズ誌『ダウンビート』国際批評家投票メンバー。世界各国のメジャー・レーベルからインディペンデント・レーベルまで数多くのミュージシャンとの交流を重ね、海外メディアからの信頼も厚い。

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