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NoBusinessからChapChapシリーズ第22作、第23作リリース
サブ豊住+M.メンゲルベルク、吉沢元治+金大煥デュオ

リトアニアのジャズ・レーベルNoBusinessレコードと山口県防府市のChapChapレコードのジョイント・プロジェクト「ChapChapシリーズ」が3期目に入っているが、3期目の第2作、第3作、通算22作、23作がリリースされた。

通算22作は、ミシャ・メンゲルベルク(p)とサブ豊住 (ds)のデュオ『The Analects of Confucius』(NBCD175)で、タイトルは「孔子の論語」を意味する。これはもちろん比喩的な意味合いで使われており、豊住 (1943~)のメンターはよく知られているようにミシャ・メンゲルベルク (1935~2017) であり、彼の音楽性が『論語』に通底するものがあるのだろう。収録曲はミシャのソロを1曲含んで全4曲。ラストはセロニアス・モンクの<オフ・マイナー>、他の2曲が両者で演じられる即興演奏である。2000年10月21日、静岡の青島ホールで収録された。

通算第23作は、吉沢元治 (el-b)と金大煥 (キム・デファン perc)のデュオ『Way of the Breeze』(NBCD176)で、ふたりは同シリーズですでにお馴染み。吉沢 (1931~1998) の弾くベースは、homemade electric vertical five strings bass、手製の5弦電気アップライト・ベースである。金 (1933~2004) はパーカッショニストであるとともに書家としても国宝的存在。アルバムは、防府市のカフェ・アモレスで1993年9月8日ライヴ収録されたもので、両者の即興演奏が3曲収録されている。
新譜2作を含むシリーズのアルバムはすべてChapChapレコードから通販を通して入手できる。
https://goronyan003.stores.jp/

 

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