photo & caption by Takehiko Tokiwa 常盤武彦
@Hillside Studio, NJ 1998
1998年ニュージャージー州ののHillside Studioにて。三好“3吉”功郎の『ユア・スマイル』録音時。『トイレ、トイレ」とスタジオに駆け込んできた姿を、今も思い出す。
@NEAジャズ・マスタース授賞式 2008
2008年10月17日、ジャズ・アット・リンカーン・センターのローズ・ホールにて。2009年度のNEAジャズ・マスターズに選出される。同年に選出されたジョージ・ベンソン(g,vo)、ジミー・コブ(ds)、リー・コニッツ(as)、ルディ・ヴァンゲルダーらとの対談。RVGはトゥーツの3日後に世を去った。
同じくNEA ジャズ・マスターズ授賞式で。プレゼンターは、ドクター・ビリー・テイラー(p)だった。
NEAジャズ・マスターズ授賞式での記念演奏。
ジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラを従えて、ベルギーにいた頃に衝撃を受け生涯のメンターとなったルイ・アームストロング(tp,vo)に、”What a Wonderful World”を捧げた。
@ブルーノートNY 2010
2010年3月7日、ブルーノート・ニューヨーク出演時。
ブルーノート・ニューヨークでもトゥーツは看板アーティストだった。1992年、93年の『ブラジル・プロジェクトVol.1&2』のプロデュースしたオスカール・カストロ・ネヴェスは、晩年のトゥーツの片腕だった。2013年のネヴェスの逝去が、2014年の音楽シーンからの引退を促したと思われる。
この日はレギュラーのケニー・ワーナー(p)に加え、スペシャル・ゲストでアイアート・モレイラ(ds,per)が参加した。
このブルーノート・ニューヨークのライヴの時に、楽屋に伺い1998年に撮影した写真に、念願のサインを頂いた。
@デトロイト・ジャズ・フェスティヴァル 2011
2011年9月3日、デトロイト・ジャズ・フェスティヴァルに、ケニー・ワーナー(p)とのデュオで出演。
ケニー・ワーナーは、オスカール・カストロ・ネヴェスと並ぶ、トゥーツが最も信頼を寄せるパートナーだった。
夏の終わりのデトロイト河畔のステージに、爽やかな風が駆け抜けた。
残念なことに、このデトロイトのステージが、お元気な頃のトゥーツ・シールマンスに会えた最後になってしまった。本当に音楽と同様、暖かくユーモラスな人柄の巨匠だった。長い間、お疲れさまでした。素晴らしい音楽をありがとうございます。心から感謝を捧げます。安らかにお休み下さい。
常盤武彦、トゥーツ・シールマンス、Toots Thielemans