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My Pick 2024このパフォーマンス2024(海外編)No. 321

#02 Hiromi’s Sonicwonderland ヒロ・ホンシュク

今年も大好きなRobert Glasper(ロバート・グラスパー)やCécile McLorin Salvant(セシル・マクロリン・サルヴァント)やJoyce(ジョイス)を楽しんだが、なんと言ってもCaetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)のライブを観られたのは大きかった。だが、どのコンサートをMy Pickに、と考えるとやはりHiromiのSonicwonderlandだ。

Hiromi’s Sonicwonderland at Berklee Performance Center 2024年11月9日(土)20時

  • Hiromi – piano, keyboards
  • Adam O’Farrill – trumpet
  • Hadrien Féraud – bass
  • Gene Coye – drums

アルバムの解説は本誌No. 308、楽曲解説#97をご覧下さい。コンサートでの選曲はこのアルバムからだったが、全員即興でどこにでも飛んで行くスリル満点の内容だった。筆者のお目当てはベースのアドリアン・フェホーとドラムのジーン・コイのグルーヴで、アドリアンに釘付け状態だった。Hiromiは相変わらずご機嫌だった。何よりの収穫はトランペットのアダム・オフェリルだった。アルバムでは若いのに成熟した「うまい」プレイヤーという印象だった。ステージでも地味に落ち着いた佇まいだったが、音使いやフレージングは斬新で、思いっきり楽しませてもらった。それに、あの食いつくようなオン・トップ・オブ・ザ・ビートのタイム感が、ご機嫌リズムセクションとのマッチングでピカイチだった。

ヒロ ホンシュク

本宿宏明 Hiroaki Honshuku 東京生まれ、鎌倉育ち。米ボストン在住。日大芸術学部フルート科を卒業。在学中、作曲法も修学。1987年1月ジャズを学ぶためバークリー音大入学、同年9月ニューイングランド音楽学院大学院ジャズ作曲科入学、演奏はデイヴ・ホランドに師事。1991年両校をsumma cum laude等3つの最優秀賞を獲得し同時に卒業。ニューイングランド音楽学院では作曲家ジョージ・ラッセルのアシスタントを務め、後に彼の「リヴィング・タイム・オーケストラ」の正式メンバーに招聘される。NYCを拠点に活動するブラジリアン・ジャズ・バンド「ハシャ・フォーラ」リーダー。『ハシャ・ス・マイルス』や『ハッピー・ファイヤー』などのアルバムが好評。ボストンではブラジル音楽で著名なフルート奏者、城戸夕果と双頭で『Love To Brasil Project』を率い活動中。 [ホームページ:RachaFora.com | HiroHonshuku.com] [ ヒロ・ホンシュク Facebook] [ ヒロ・ホンシュク Twitter] [ ヒロ・ホンシュク Instagram] [ ハシャ・フォーラ Facebook] [Love To Brasil Project Facebook]

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