#04 『Almalegría アルマレグリア / Melodia que va』 三田晴夫
2024 Carlos Aguirre
Luciana Insfran – vocal, accordion, Rhodes, percussion
Fabricio Amaya – electric guitar, chorus
Sebastián Tozzola – fretless bass, chorus
Iván Petrich – vibraphone, percussion, chorus
Gonzalo Díaz – drums, percussion, chorus
Carlos Aguirre – vocal, piano, Rhodes, guitar
1 Primera alegría
2 Melodía que va
3 Falsas coordenadas
4 Brinquedo do triangulinho
5 Coplas del valle
6 Compañero de ruta
7 Diaroró
アルゼンチンを代表する作曲家・マルチ奏者であるカルロス・アギーレが結成したユニット「アルマレグリア」が結成7年目にして発表したデビュー・アルバム。
フォルクローレとジャズが見事に融合し、そのどこまでも優しいサウンドを聴いていると、何だか身も心もトロリと溶けてしまいそうに心地良い。Carlos AguirreとLuciana Insfranの歌声にもやられます。
どちらかというと、先鋭的でスリリングなサウンドや逆に暗目の音楽に共感を持ちがちな自分だが、こういうのも好きです。さりとてただ心地良いだけではない、各メンバーが確かなスキルでマルチに楽器をこなし、また全員が担当するコーラスも素晴らしく、やはり全員がクレジットされているパーカッションは控えめではあるが手前から奥にそして左から右に効果的に散りばめられ新鮮な彩りをもたらせてくれる。
パット・メセニーを彷彿とさせる曲もあれば、フォルクローレ的なもの、現代音楽風なスタイルもあるが、全体にどこまでも自然と溶け合う楽しい作品。
三田晴夫(みた・はるお)
ジャズのマネージメント事務所(有)ジャムライスを経て、1985年にCM音楽を中心にした音楽制作会社(有)スーパーボーイを設立(旧社名(有)四宝)。2009年にレコードレーベルTEOREMA、翌年にJUMP WORLDを立ち上げ、自らプロデューサーとしてジャズを中心にするも民謡からJ-POPまで幅広く制作している。
主な作品としては、2017年のteaのデビュー•アルバム「INTERSTELLAR 」がミュージック・ペンクラブの新人賞、2020年の宮本貴奈の「Wonderful World 」が同賞の最優秀作品賞を受賞。最新作は2024年1月10日リリースのクリヤ・マコト/安井源之新 RHYTHMATRIXの「BRIGHTNESS」。
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