「杉田さんとの時間」by 野道幸次
photo:Seiichi Sugita 杉田誠一
数年前、とあるライヴのために紹介されたのが杉田さんだった。
そのライヴは杉田さん再入院のためにB.B.では叶わなかったのだが...。
後日、連絡を下さり別日程での演奏依頼を受けた。
当日会った印象は「うわーっ、典型的な “JAZZ親父”!」だった。
それ以来、交流が始まる...。
色々と訊かれたし聞いた,,,。
演奏は誉めて下さったね (笑)。「自分を持っているな!」と。
そこから杉田さん節が続く...二時間以上...。
しかし、内容はとても興味深く...楽しかったな (笑)。
アメリカでの活動時期に体験した話を赤裸々に...。
Miles Davisとの交流詳細はどんな記事よりも生々しかった...。
僕のJAZZの入口が John Coltrane である事を伝えると、来日時に同行をし写真を撮りながら目の当たりにしたJ.C.像をまたまた生々しく教えて下さった (内容は思い出として大切に取っておきます)。
それからは時間帯関係なく電話が...
「寝てた?」
「起きてましたよ (実際は、寝てた)」
そこからいつもの杉田さん節が...毎度…二時間以上...(笑)
NYC...Miles Davis...John Coltrane...初期PitInnでのバイト時代の話...
毎回同じ[クダリ]...(笑)
「さあ もう寝るか?!」
「そうですね (夜が明けそうやな?)」
「今度のライヴ楽しみにしているぞ!」
「はいっ!宜しく御願い致しますっ!(寝よ〜)」
...もう電話は掛かって来ない...寂しいよ...
自分を通すための [偏屈] ってアリだね (笑)。
「(他の) 人は (気にしなくて) いいんだよ〜」
「自分 (のJAZZ) を演れよ〜っ!」
(笑)...そうするよ...俺は不器用だから...
有り難う...杉田さん!!!
野道幸次 (ts, ss, b-cl)
1972年、愛知県に生まれる。
15歳でTenorSaxophoneを手にする。
同時期に『Chasin the Trane』(John Coltrane)に影響を受ける。
演奏スタイルは、Mode/FreeBop/BluesRock。
東海地区を拠点に各地で演奏を展開する。
現在の活動Unit
[N.K.O.Trio] 笠井トオル(bass)大沼志朗(dr)
[The SpicyChicken ClubBand] 渡辺こうじ(vo/gt) 仁田豊生(pf) 飯沼真(bass) 田中良明(dr)
[UNITY Quartet/FreeBop!!] Dave Moss(bass)他
等々 各地の演奏家と交流し新たな発想と向き合い続ける。
ジョン・コルトレーン、杉田誠一、ビッチェズ・ブリュー、野道幸次