3/29 マルチリード奏者 松風鉱一氏逝去
マルチリード奏者・松風鉱一が2023年3月29日に死去。享年74。
松風鉱一氏は1948年、静岡生まれ。自身のグループの他、生活向上委員会、サックス・ワークショップ、板谷博ギルティ・フィジック、ゴダイゴなどで活躍。1987年からは渋谷毅オーケストラの主メンバーとして出演し続けた。最近では、70年代のアルバム『At The Room 427』や『Earth Mother』が英国のBBEレーベルから再発され、その独創的なサウンドが再評価されていた。
なお、本誌では次号#301で追悼特集を組む予定。
♪ 参考記事
音の見える風景 Chapter 33 by 望月由美
https://jazztokyo.org/column/a-view-with-notes/post-77028/
Interview by 齊藤聡
https://jazztokyo.org/interviews/post-77250/
松風鉱一の遺族の者です。2019年11月に喉頭がんが見つかり、一時は元気になって安堵しておりましたが両肺に転移したがんが2023年から悪化し、入院の翌日に病院で急死していました。
呼吸の苦しい状態で家族の反対も拒み、3月23日までライブとレコーディング等で活動しておりました。
本日初めて訃報記事を目にしたのですが、こんなにも深く取り上げてくださったことを感謝いたします。
故人を偲びながら、ゆっくり読ませていただきたいと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
2月19日に渋オケで演奏する松風さんとお話したのが最後になってしまいました。前日のライヴに行くと言っておきながら翌日にしてしまい、渋谷さん、平田さんとのCDをくださるときに「おい狼おじさんだな」と笑って呟いたのが松風さんらしくて。インタビューの機会をいただけたのもうれしいことでした。
心よりお悔やみ申し上げます。
齊藤聡 拝
次号 #301で追悼特集の予定です。