8/5 沢田穣治 & 神子直之デュオ at 京都さうりるJyoji Sawada & Naoyuki Kamiko Duo at Shauril, Kyoto
Text by Hideo Kanno 神野秀雄
沢田穣治 & 神子直之デュオ
Jyoji Sawada & Naoyuki Kamiko Duo
Jazz Live Sahouril 〜さうりる〜
(京都市右京区西院東貝川町29 田中ビル2F) 公式ウェブサイト
2025年8月5日(火) 19:30
沢田穣治 Jyoji Sawada: contrabass
神子直之 Naoyuki Kamiko: piano
同志社大学出身、35年にわたりショーロクラブで活動し、京都と東京の2拠点から多様なプロジェクトで精力的に既視感のない音を追求する鬼才 沢田穣治。その沢田を密かに敬愛し続けてきた立命館大学教授にしてピアニスト、世界屈指のケニー・ホイーラー研究家でもある神子直之。ECMリスペクトを共有する2人の初共演が京都で実現する。
沢田は、ショーロクラブを1989年に開始、36年にわたる活動を継続しながら、映画やアニメのサウンドトラック、舞台作品の音楽、フィールドレコーディング作品の制作、アルバムのプロデュースなど幅広く活躍し、マルチインストゥルメンタリストとしてコントラバス、フレットレスベース、ギター、ピアノ、バシェ音響彫刻までに挑む。自己のレーベルUnknown Silenceからも数々の音源を発表している。
神子直之は東京出身で、高校時代に出会ったECMミュージックを演奏したくて東京大学ジャズ研へ。現在、立命館大学教授として研究・教育に携わりながら、ピアニストとして年に数十回のコンボやビッグバンドでのライブ、ジャムセッションホストを在住の関西および東京で行っている。東京では毎月第一土曜日に、青山Jazz Birdで「D.D.B.」として定例ライヴを行なっている。「Azimuth」の大ファンで、Kenny Wheeler (incomplete) discographyを作成してケニー・ホイーラー本人にトロントのIAJEで手渡したところ、没後、ブライアン・ショーとニック・スマートの手に渡り、伝記『Song for Someone: The Musical Life of Kenny Wheeler』の重要な資料として活用されたのも記憶に新しい。
【JazzTokyo 寄稿記事】
特集『ECM: 私の1枚』
沢田穣治『Gary Peacock / Tales of Another』
神子直之『Eberhard Weber / Silent Feet』
神野秀雄『Azimuth / John Taylor, Norma Winstone & Kenny Wheeler』
神子直之「車輪職人さん、さようなら」〜R.I.P. Kenny Wheeler (1930-2014)
神子直之「複雑な音楽作りと多様性のピアニスト。安らかに。」〜R.I.P. John Taylor (1942-2015)