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8/23 馬場孝喜、柳原由佳、沢田穣治
at 成城学園前Cafe Beulmans

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

●色彩豊かな音世界を描き出すピアニスト柳原由佳とギタリスト馬場孝喜の出会い。鬼才沢田穣治を交えて贈る衝撃のサウンド

2025年8月23日(土) 20:00
成城学園前 Cafe Beulmans

馬場孝喜 Takayoshi Baba: guitar
柳原由佳 Yuka Yanagihara: piano
沢田穣治 Jyoji Sawada: contrabass

¥3,700  (+2 drink)
東京都世田谷区成城6-16-5カサローザ成城2F 小田急線 成城学園前駅 徒歩4分
公式ウェブサイト
豊かな表現力とグルーヴを持つ柳原由佳と馬場孝喜の出会い。これまでにありそうでなかったが、2025年2月4日に大阪・天馬「Bamboo Club」で、鬼才 沢田穣治を交えてついに実現。観客も3人も予測していなかった衝撃のケミストリーが起きた奇跡のライヴとなった。関西での関心は高く満席となった。4月20日、下北沢No Room for Squares で東京初演が行われた。その成功に計画されたのがこの成城学園前Cafe Beulmans公演。

柳原由佳は大阪出身、バークリー音楽大学を卒業、東京と関西を拠点に活動している、2023年にはデトロイト・ジャズ・フェスティヴァルで「Khamsin」のメンバーとして出演し、スタンディングオベーションとなる大活躍を魅せた。この3月下旬にもフランス・サンマロでのジャズフェスティヴァル「Jazz à L’Etage」に出演するなどを海外へ活躍の場を大きく広げる。
馬場孝喜は京都出身、ニューヨーク〜ブラジルに渡り、身に付けた卓越したテクニックと斬新なサウンドで、ジャズ界のレジェンドからJ-Popのスターにまで重用されるギタリスト。2023年には『Nobie & 馬場孝喜/おわりとはじまり』をリリースしている。
沢田穣治は兵庫出身、ショーロクラブで35年活動、プロデューサー、作曲家、マルチプレイヤーとして活躍、映画音楽・沖縄島唄・現代音楽・音響系作品の制作や、J-POPアーティストのプロデユース、アレンジなど多種多様な音楽制作に携わってきた。レーベルUnknown Silenceを主宰。沢田が最も信頼するギタリストが馬場だ。

親密なインタープレイから今までに知らなかった音が曝け出され美しく溶け合う素晴らしい瞬間。鳥肌も立ちながら優しく心地よい音響に包まれるひととき、この奇跡の出会いをで体感して欲しい。

【JazzTokyo 寄稿記事】
特集『ECM: 私の1枚』
吉岡剛秀『Joe Maneri / Tales of Rohnlief』
沢田穣治『Gary Peacock / Tales of Another』
柳原由佳『Keith Jarrett / The Melody At Night, With You』

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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