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ECM new series から新作2枚リリース
アルヴォ・ペルトとロルフ・リスレヴァン

8月、ECM new series から2枚の新作がリリースされる。

アルヴォ・ペルト生誕90周年記念『And I heard a voice』

エストニア出身の作曲家アルヴォ・ペルトの新作『And I heard a voice…』。​​ヤーン=エイク・トゥルヴェ指揮、ヴォーカル・アンサンブル「ヴォックス・クラマンティス」の演奏。
エストニア出身のヴォーカル・アンサンブル「ヴォックス・クラマンティス」とそのリーダー、ヤーン=エイク・トゥルヴェは、作曲家アルヴォ・ペルトとの四半世紀にわたる緊密なコラボレーションを通して、ペルト作品の解釈における第一人者としての地位を確立してきた。この関係は、ペルトとプロデューサーのマンフレート・アイヒャーとのほぼ半世紀にわたる芸術的パートナーシップの上に築かれている。このアルバムは、2021年から22年にかけてエストニアのハープサル大聖堂で録音され、。​​1935年9月11日生まれのアルヴォ・ペルトの生誕90年を祝ってリリースされる。

バロック音楽を現代に蘇らせたリュートの名手ロルフ・リスレヴァンの新作

ECM new series の2作目は、ノルウェー出身のリュート奏者ロルフ・リスレヴァンがアーチリュートとキタローネのための革新的なバロック音楽に焦点を当てたアルバム『Libro primo』。前作『ラ・マスカレード』で取り上げたフランス・ルネサンス時代に続いて今作ではバロック期のイタリア作品に焦点を当てる。暗く重厚な音を響かせるキタローネ(またはテオルボ)、明るく豊かな倍音を特徴とするアーチリュートと、光と影の対比を表現。「バロック時代の作曲家たちが自身の作品をその時代の中で演奏し、当時の様式的技法を用いて即興を行っていたように、現代に生きる私たち演奏家も自分たちの時代の中で同じことをしているのです」と語るリスレヴァンは、自身の表現を通して、400年前の音楽を完全な形で現代に蘇らせる。リスレヴァンとマンフレート・アイヒャーによる共同プロデュースで、2022年から23年にかけてノルウェーのMoose Studiosで録音。

 

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