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ゲイリー・バートン音楽活動終了のドキュメンタリーとインタビュー 「Gary Burton Retiring the Mallets」

ヴィブラフォン奏者、作曲家であり、教育者としてバークリー音楽大学教授からExecutive Vice Presidentまだ務めたゲイリー・バートン。1943年生まれで74歳の今年、2017年6月10日、埼玉県川口市リリアホールでの小曽根真とのデュオコンサートを最後に、74 歳で音楽活動を終了した。その直前にアメリカの公共放送NPRの ジャズ番組「Jazz Night in America」で「Gary Burton Retiring the Mallets」が放送され、8月現在も音声と動画をネットで視聴することができる。最後のアメリカツアーのドキュメンタリーとインタビューで構成されている。http://www.npr.org/event/music/532050377/gary-burton-retiring-the-mallets

「事の始りは、4年前に30分にわたって心臓が停止したことだった。蘇生し回復することができたが、絶対音感を失ったことがわかった。」と活動停止の理由を自らの言葉で語り、今後の人生の展望にも触れている。

ゲイリー・バートンの生涯については、自伝『Learning to Listen: The Jazz Journey of Gary Burton』をすでに出版していたが、最後の来日のタイミングに、熊木信太郎訳で、論創社より『ゲイリー・バートン自伝』として出版された。
http://ronso.co.jp/book/ゲイリー・バートン自伝/

なお、ゲイリー・バートンの最終コンサートのセットリストは以下の通り

小曽根真&ゲイリー・バートン Tour 2017, Final
Makoto Ozone & Gary Burton Tour 2017, Final
2017.6.10 15:00 川口リリアホール Kawaguchi Lilia Hall
Bud Powell (Chick Corea)
Why’d you do it? (John Scofield)
Falling Grace (Steve Swallow)
Remembering Tano (Gary Burton)
Sol Azteca (Makoto Ozone) Makoto Ozone solo
Opus half (Benny Goodman)

Le Tombeau de Couperin (Maurice Ravel)
Sonata K,20 (Domenico Scarlatti)
Brasilia from “Lyric Suite for Sextet” (Chick Corea)
O Grande Amor (Antonio Carlos Jobim)
Blame it on my youth (Oscar Levant) Gary Burton Solo
Times Like These (Makoto Ozone)

Bags Groove (Milt Jackson)
For Heaven’s Sake (Don Meyer, Elise Bretton & Sherman Edwards)

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

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