11/11 & 29 細川俊夫講演会「能から新しいオペラへ」
Lectures by Toshio Hosokawa: From Noh-Theater to a new Opera
日本とヨーロッパで活躍し、海外で最も演奏される機会が多い現代日本の作曲家、細川俊夫のオペラにフォーカスした講演会がいくつか行われる。能などの日本の伝統芸能と西洋音楽を融合させた取り組みと世界での活躍が評価され、2018年度「国際交流基金賞」受賞したことと関連している(他に多和田葉子、サラマンカ大学スペイン日本文化センターが受賞)。細川のオペラ作品の歴史を辿り、そして能をどのようにオペラに融合させるかを語る。
京都造形芸術大学 第四回、芸術をめぐる(おいしい)お話の会
細川俊夫『能から新しいオペラへ-「班女」「松風」「二人静」について-』
Kyoto University of Art & Design (Tokyo Gaien Campus)
Toshio Hosokawa: From Noh-Theater to a new Opera -Opera Hanjo, Matsukaze and Futari Shizuka-
進行:梅原賢一郎(芸術学コース教員)
2018年11月11日(日)14:00~16:00 京都造形芸術大学 東京外苑キャンパス Kyoto University of Art & Design (Tokyo Gaien Campus)
※事前申込不要。参加無料。誰でも参加可能。
2018年度「国際交流基金賞」受賞記念講演会
細川俊夫 講演会「振動する夢の通路:能から新しいオペラへ:-オペラ『地震・夢』を中心に-」
Talk by Toshio Hosokawa (With German translation)
A vibrating Path towards the musical Dream: From Noh-Theater to a new Opera form -Opera Erdbeben.Träume and other works –
2018年11月29日(木)19:00~21:00 ドイツ文化会館 ホール Goethe-Institut Hall, Tokyo
(地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線 青山一丁目駅4(北)出口より徒歩7分)
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ueb/kon.html
モデレーター:縄田雄二(中央大学文学部 教授)
使用言語:日本語(ドイツ語同時通訳付き)
参加費:無料(要事前申込、先着順)
お申し込み先:https://comm.stage.ac/jfaw2018/th/index.html
なお、ECMの歴史と情報を網羅する「JAZZ TOKYO」の視点で言えば、日本人で最初に自己名義のアルバムをECM Recordsからリリースしたのが細川で、『Landscapes』(ECM2095)が記念碑的作品となっていることを付記しておきたい(そのソリストであった笙の宮田まゆみも2018年秋の褒章において紫綬褒章を受章した)。2017年には『児玉 桃 / 点と線 〜ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』Momo Kodama / Point and Line – The Piano Études of Claude Debussy and Toshio Hosokawa (ECM2509)もリリースされている。
国際交流基金賞に関連しては、10月18日に細川俊夫と多和田葉子の対談、10月23日に多和田葉子の講演も行われた。多和田葉子については、「#9 時代と共振しながら〜架空の物語の同時代性 多和田葉子『地球にちりばめられて』、ユーラシアンオペラ東京2018」を、多和田葉子と高瀬アキのパフォーマンスとワークショップについては「11/15~12/08 【秋のアキ】 高瀬アキ duo with シュリッペンバッハ、多和田葉子、坂田明、森山威男」もご参照いただきたい。