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ティム・バーン、クリス・スピード NYで吠える!〜INTAKT新譜

スイスINTAKTレーベルの新譜3タイトルがリリースされた。注目すべきはNYダウンタウンシーンの中核を占めるアルトのティム・バーンとテナーのクリス・スピードが揃って新作を披露したこと。ティムはベースのマイケル・フォーマネクをリーダーとするトリオ編成で、眼鏡女子メアリー・ハルヴァーソンが参加。一方のクリス・スピードもトリオ編成だが、こちらはクリス・トルディーニb、デイヴ・キングdsとのトリオ。三枚目のアルバムは、ヴェテラン、エリオット・シャープとトルキスタン出身のヴォーカリスト、サーデット・テュルキュズとのデュオ。シャープはアナログ・シンセ、バス・クラに加えグリッセンターというアラブ文化圏で古くから使われている弦楽器を使用、女性トラッド・ヴォーカルのサーデットと絶妙なコラボを展開している。なお、サーデットは「ユーラシアンオペラ東京2018」で来日、サインホ・ナムチラクラト共演している
フォーマネクは『エルージョン・カルテット』(INTAKT CD313) に続く2作目、スピードは『プラチナム・オン・タップ』(INTAKT CD294) に続く同トリオによる2作目、カート・ローゼンヴィンケルを含むカルテットによる『ウィズ・フウーマン・フィール』(INTAKT CD322) を含め3作目、サーデットは、デビュー作の『マルマラ・シー』(INTAKT CD061)、『ウルムチ』(INTAKT CD109)に続く同レーベル3作目である。シャープとはデビュー作でギターとの共演を経験している。

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