3/03 芸術選奨受賞者発表
3/10 ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞者発表
文化庁は3月3日、令和2年度の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞を発表した。音楽部門では藤本昭子(地歌箏曲演奏家)と藤原道山(都山流尺八演奏家)、評論部門では細川周平(国際日本文化研究センター名誉教授)、芸術振興部門では宇川直宏(現在美術家・映像作家)ら18人が大臣賞に、また音楽部門の鈴木優人(指揮者・鍵盤楽器奏者・作曲家)ら10人と1組が新人賞に選ばれた。令和2年度(第71回)芸術選奨受賞者一覧(→リンク)。
藤本昭子は本誌でも度々レビューで取り上げてきた地歌ライブ(→リンク)や自身のリサイタルだけではなく、佐藤允彦とのデュオCD『雪墨』(日本伝統文化振興財団)を録音するなど活動が充実していたことによる。『雪墨』は令和2年度(第75回)文化庁芸術祭レコード部門で大賞を受賞している。また細川周平は『近代日本の音楽百年』全 4巻(岩波書店)、宇川直宏はDOMMUNEでの活動が評価された。
3月10日に発表になった第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞は、《クラシック》現代音楽部門でボンクリ・フェスの芸術監督としても活躍している作曲家の藤倉大、《ポピュラー》最優秀作品賞に『宮本貴奈/Wonderful World』(→リンク)、著作出版物賞に細川周平著『近代日本の音楽百年』全 4巻(岩波書店)などが選ばれた。
詳細: http://www.musicpenclub.com/prize/
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