6/4-7/10 岩合光昭写真展 PANTANAL at 東京都写真美術館
ブラジル音楽の深淵さと多様性を考えさせられる写真展

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Text by Hideo Kanno 神野秀雄
Photo by ©Mitsuaki Iwago 岩合光昭

「ブラジル音楽とジャズとの融合」などという謳い文句が陳腐に聴こえるほど、ブラジルからは、アントニオ・カルロス・ジョビンはもちろんとして、エグベルト・ジスモンチ、エルメート・パスコアール、ギンガなど、絶えず既視感のない深淵で多様性に富んだ音楽が生まれ続けている。サンパウロやリオデジャネイロのような大都会の音楽だけとして捉えることもできないし、いわゆる”大自然=アマゾン”だけでもない。
現在、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されている「岩合光昭写真展 PANTANAL」で紹介されているブラジル南西部に広がる大湿原パンタナールの野生動物を追った写真展を見ると、ブラジル音楽の深淵さと多様性の奥にある、大地、そして宇宙を垣間見て感じることができた。「Jazz Tokyo」で写真展を紹介するのは異例のことであるが、ブラジル音楽を感じるための一助となれば幸いだ。なお、特に音楽に関連付けた展示はないので念のため。

岩合光昭写真展 PANTANAL
パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原

2022年6月4日(土)~7月10日(日) (月曜休館)
10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで
東京都写真美術館 (JR恵比寿駅より徒歩7分)
詳細はこちら

岩合光昭 スペシャルトーク
2022年6月25日(土) (1) 11:00~ (2)14:00~(各回30分前開場)
会場:東京都写真美術館 1階ホール
定員:各回150名(当日先着順)
※両回ともに、当日10時より1階総合受付で整理券を配布。番号順入場、自由席。
※整理券は各回どちらかをお選びいただき、お一人様2枚まで。

南米大陸中央部に位置する世界最大級の熱帯湿地、パンタナール。大部分はブラジルに広がり、一部がボリビアとパラグアイにまたがり、そのスケールは日本の本州の広さに匹敵し、ブラジル側の大半が「パンタナール保全地域」として世界遺産に登録されている。そして雨季と乾季でドラマチックな変化を見せるこの世界でも希有な大湿原は、多彩な野生動物が息づく世界屈指の生命の宝庫とも呼ばれ、「ナショナル・ジオグラフィック」誌の表紙を二度飾ったこともある世界的に著名な動物写真家・岩合光昭が多種多様な生き物たちの生態を追った。

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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