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『軽やかな音の冒険 藤倉大とボンクリ・マスターズ』刊行

作曲家藤倉大をアーティスティック・ディレクターに迎えて2017年から開催されている「ボンクリ・フェス」。「ボンクリ」とは「人間は皆、生まれつきクリエイティヴだ」という意味の「ボーン・クリエイティヴ」を略したもの。現代音楽、邦楽、電子音楽、即興音楽など多彩な音楽のコンサートやワークショップが無料プログラムも含めて行われている。

昨年、大友良英らのボンクリ・フェスに参加してきた音楽家による連続講義をまとめた『藤倉大のボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽』がアルテス・パブリッシングから出版された。その第2弾というべき『軽やかな音の冒険 藤倉大とボンクリ・マスターズ』が同社から刊行された。今回の講師は、ボンクリ・フェスと関わりのあるマスター達で、海外のフェスティヴァルからも相次いで招聘されているハイパー箏奏者八木美知依、レコーディング・プロデューサー杉田元一、有名ホールの音響を設計してきた豊田泰久、舞台音響デザイナー石丸耕一、映画『蜂蜜と遠雷』の監督石川慶、「チェルフィッチュ」の主催者で演出家の岡田利規の6名。興味深い講義と藤原との対談がまとめられている。あとがきはボンクリ・フェスでもその作品が演奏されてきた故坂本龍一への藤原による追悼文。

『軽やかな音の冒険 藤倉大とボンクリ・マスターズ』
詳細: https://artespublishing.com/shop/books/86559-276-4/

『藤倉大のボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽』
詳細: https://artespublishing.com/shop/epub/86559-262-7/

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