JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 41,974 回

及川公生の聴きどころチェックNo. 235

#386 『平林牧子/ホエア・ザ・シー・ブレイクス』

「及川公生の聴きどころチェック」今月の7本

ENJA/Muzak MZCE1359

平林牧子(piano)
クラウス・ホウマン(bass)
マリリン・マズール(drums, percussion, voice)
ヤコブ・ブキャナン(trumpet, flugelhorn, 3.4.7.11)

1. プロローグ (Hirabayashi)
2.ワンス・アポン・ザ・シー (Hirabayashi)
3.ダンス・オブ・ザ・プレイイング・マンティス (Mazur/Hirabayashi/Buchanan)
4.ギャロップ (Hirabayashi)
5.モウ・イカイ (Hirabayashi)
6.ホリゾンタル・ドリーム (Mazur/Hovman/Hirabayashi)
7.ヴィンターヴァルス1 (Mazur)
8.イルター・フェイベル (Mazur)
9.エンタングルド (Hirabayashi)
10.ユア・ソング (Hirabayashi)
11.ザッツ・ライフ (Mazur)
12.カイト (Hirabayashi)
13.スケルツォ・フォー・ブルー (Hirabayashi)

Recorded by Thomas Vong at The Village Recording 11, 12 March, 2017
Mixed by Jan Erik Kongshaug at Rainbow Studio
Mastered by Christoph Stickel
Produced by Makiko Hirabayashi

『平林牧子/ホエア・ザ・シー・ブレイクス』

心地いいサウンド空間が展開される。お互いの楽器間のかぶりも表現のひとつと捉えた録音に喝采。
ピアノの空間表現にのったフリューゲルのリバーブが、たまらなく開放感を演出。録音ミックス技術が曲に似合った風景を描く。
音像にもそれが現れる。センターのベースは芯を表し、広がりのピアノが安定感を。パーカッションとボイスの距離感がこれを飾る。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください