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及川公生の聴きどころチェックNo. 250

#501 『本田竹広トリビュート・バンド/セイヴ・アワー・ソウル』

text by Kimio Oikawa  及川公生

ピットインレーベル PILJ -0013  2,500円+税

本田珠也  (ds)
峰厚介  (sax)
守谷美由貴  (sax)
橋本信二  (g)
板橋文夫(p)
米木康志  (b)

1.   ザ・ウェイ・トゥ・ブルックリン (本田竹広)
2.   リップリング (本田竹広)
3.   サバンナ・ホットライン (本田竹広)
4.   セイヴ・アワ・ソウル (本田竹広/小室 等)
5.   セカンド・カントリー (本田竹広)
6.   スーパー・サファリ (本田竹広)
7.   ヘイ・ジュード(レノン=マッカートニー)

録音:2018年8月19日、新宿ピットインにてライヴ録音
エンジニア:菊池昭紀(ピットインミュージック)
プロデューサー:本田珠也
共同プロデューサー:品川之朗(ピットインミュージック)
エグゼクティヴ・プロデューサー:佐藤良武(ピットインミュージック)


各楽器の肉厚、濃厚なサウンドに圧倒された。要は低音部の処理。ベースの豊かな低音の重圧が、すべてのパートを引き立てる。ミックス・バランスの要だ。トゥッティーの混濁感も、あれが薄いとか、これが出過ぎ、を細かく言う必要はない。快感なのだ。ピアノ、ドラム、に感じることはエッジが肉厚である事。これが聴き応えに大きく反応する。音像の展開も素晴らしく、演奏の圧巻を左右空間に見事に配列。


*CDレヴュー
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-36912/

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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