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及川公生の聴きどころチェックNo. 252

#513 『小宅珠実クァルテット/We See』

text by Kimio Oikawa  及川公生

アケタズ・ディスク MHACD-2654 ¥ 2,880(税込)
小宅珠実 (fl)
藤澤由二 (p)
池田 聡 (b)
マイク・レズニコフ (ds)

1. It Might As Well Be Spring
2. Some Other Spring
3. Voce
4. Invitation
5. Billy Boy
6. Weird Nightmare
7. We See
8. Dindi
9. Better Get Hit In Your Soul
10. I Didn’t Know About You

■2017年5月2・4・6日「アケタの店」にて録音


フルートの生音処理、つまりデッドな仕上げが目立つ音像作り。ドラムに空間の情報があり、フルートを囲む音場が作り出されてくる。ピアノも同じような雰囲気があり左右の音場感で音像を固める。全体にマイキングで勝負した感触があり、自然体が気持ちいい。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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