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及川公生の聴きどころチェックNo. 270

#624『若井優也トリオ feat.楠井五月&石若駿/Will』

text by Kimio Oikawa  及川公生

BSJS-004 (BS Jazz Support) ¥2,000(税込)

若井優也 (p)
楠井五月(b)
石若駿 (d)

1. Etude Op.10 No.6 (F. F. Chopin)
2. Spring Has Sprung With A Little Melancholy (Satsuki Kusui)
3. Children’s Play Song (Bill Evans)
4. Bolivia (Cedar Walton)
5. Is That So? (Duke Pearson)
6. Will: Part 1, Part 2 (Yuya Wakai)
7. Will: Part 3 (Yuya Wakai)
Arranged by Yuya Waka

Recorded live at  “Body and Soul”
Recording engineer : 吉川昭仁 (Studio Dede)
Produced by Kyoko, Satoshi Ariga
Executive producer : Suguru Miyake


各楽器のサウンドに明瞭さがあって、バランスも良く、気持ちよく聴ける。ピアノのオンマイク、好感が持てる。芯をしっかり捉えて豊かさを感じる。バランスの整え方も優れていて、聴こえに自然さが伝わる。ベースも同様。重厚な響きを捉えて、聴き応えがある。ドラムの控えめな捉え方。これが雰囲気を壊さない雰囲気を作り出して、気持ちのいいライブ収録になっている。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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