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特集『ECM: 私の1枚』

三ヶ田美智子『Marcin Wasilewski Trio / Faithful』
『マルチン・ヴァシレフスキ・トリオ/フェイスフル』

個人的にECMのピアノ録音のイメージの中心にいつもこのアルバムがあります!
音源制作そのものに興味があって、レコーディング場所は?ピアノの状態は?調律は?と、
いつもそんな事を考えながら聴いてしまうことが多いのですが、ECM的なピアノトリオ・サウンドの美意識について(自分なりに勝手に...)何かと比較するときにこのアルバムを軸に考えたりしてます。

このアルバムのリリースの次の年(2012年11月)にマルチン・ヴァシレフスキ・トリオの初来日ツアーのお手伝いをさせて頂くという夢のような出来事があり...相まっての私の1枚です。

名古屋公演ではピアノ調律もさせて頂きましたが、トリオの出音がすごくて...ECMの録音はもちろん素晴らしいけど、それでも表せない生音自体のエネルギー、美しさ、ぐいぐい引き込まれる彼らのグルーブは忘れることができません。


ECM 2208

Marcin Wasilewski (piano)
Slawomir Kurkiewicz (double-bass)
Michal Miskiewicz (drums)

Recorded August 2010, Auditorio Radiotelevisione svizzera, Lugano
Engineer: Stefano Amerio
Produced by Manfred Eicher


三ヶ田美智子 みかたみちこ
ピアノ調律師。1975年生まれ。大学在学中にスタインウェイピアノ特約店(株式会社 名古屋ピアノ調律センター)に見習いとして入り、数年の見習い期間の後入社。常時100台展示店頭でのピアノ販売、一般家庭の調律、コンサート、コンクールの調律、工場での修理などを行う。店内のサロンコンサートの企画や社外コンサート、海外ピアニストの公開レッスンの準備などにも積極的に関わる。 pianohouse.mmg

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