マイルス・デイビスを聴いたのが始まり? 吉田光利
ジャズとの出会いは中学生の頃毎日聴いていたFM大阪の音楽番組でマイルス・デイビスを聴いたのが始まりですかね。2日続けてやってましたね。後に「アガルタ」になる訳ですけど。
ジャズ入門とか言われて、ブルーノートからリリースされた数枚の作品を高校生の時に聴いたのですが、全く面白いと思わなかったので、ロックやポップスの方が快適に感じていました。
チェイスやシカゴなんかのブラスロックなんかは見てましたけど。
時を経て数年間コックとして滞在したデンバーの山ん中やサンフランシスコやマイアミ・ビーチで、アート・アンサンブル・オブ・シカゴやサン・ラ・アーケストラ等を見たりしました。強烈なパーカッションやら、会場内を行進する行為があったりしてこれはとても面白かったですね。1985年頃ですかね。デンバーで体験したジョニ・ミッチェルにはジャコ・パストリアスがいたな。ジェフ・ベックなんかもジャズの要素もあるの?
日本に帰国してアルバイトが一緒だったのですが、ジャズ喫茶でも働いた事がありとてもジャズに詳しく、愛がある不破大輔君に会い、呑みながら話す中でアルバート・アイラー、アーチー・シェップ、ジョージ・アダムス、ビリー・ハーパー、ドン・チェリー、オーネット・コールマンなんかを教わり、聴いてみたら面白かった。ジャズってカッコいいなと思ったりしたもんです。
その後の「フェダイン」や「渋さ知らズ」に繋がり地底レコード結成となるのですが、これがジャズだってな定義はないと思っていましてそこが良いとこじゃないかと。
最近のヒップホップやらアンビエントと繋がったジャズも好きですかね。
吉田光利
1994年に地底レコード名義で、渋さ知らズ「サムシング・ディファレント」でレーベルをスタートさせました。今年で30周年記念となるレーベルをやってます。これまでに100枚程のCDをリリースして来ています。
ジャズ、ジャズに関わらず、その時面白い事をやってる人たちの作品を作り続けているつもりですが、不摂生のため病気になったりで儲からない商売でたいへんです。
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