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My Pick 2023このパフォーマンス2023(国内編)No. 309

#07 巻上公一+黒谷都+纐纈雅代+坂口光央 @熱海未来音楽祭

text & photo by Kazue Yokoi  横井一江

2023年10月2o日 熱海未来音楽祭

『復讐から愛への肌触り』
巻上公一(ボイス、テルミン、口琴、尺八他)
黒谷都(人形遣い)
纐纈雅代(sax)
坂口光央(keybords)

熱海未来音楽祭はこのライヴから始まった。ちょうどハマスのテロに端を発したイスラエルとハマスの戦争が始まって間もない頃だっただけに、「復讐から愛への肌触り」というコピーがグサリと心に刺さった。この企画を決めた時には、このような戦争が起こることは誰も予測していなかっただろう。だが、単なる戦争を超えたジェノサイドが行われ、戦火は拡大している。そんなこともあってか、人形遣い黒谷都の表現、そして纐纈雅代、坂口光央、巻上公一との即興演奏に、心を揺さぶられ、記憶に刻まれたライヴとなった。

下記記事をご一読ください。

Reflection of Music Vol. 94 熱海未来音楽祭
https://jazztokyo.org/column/reflection-of-music/post-93338/

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横井一江

横井一江 Kazue Yokoi 北海道帯広市生まれ。音楽専門誌等に執筆、 雑誌・CD等に写真を提供。ドイツ年協賛企画『伯林大都会-交響楽 都市は漂う~東京-ベルリン2005』、横浜開港150周年企画『横浜発-鏡像』(2009年)、A.v.シュリッペンバッハ・トリオ2018年日本ツアー招聘などにも携わる。フェリス女子学院大学音楽学部非常勤講師「音楽情報論」(2002年~2004年)。著書に『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷)、共著に『音と耳から考える』(アルテスパブリッシング)他。メールス ・フェスティヴァル第50回記。本『(Re) Visiting Moers Festival』(Moers Kultur GmbH, 2021)にも寄稿。The Jazz Journalist Association会員。趣味は料理。当誌「副編集長」。 http://kazueyokoi.exblog.jp/

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