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5/06 ヨハネス・バウアー逝く

かねてより病気療養中だったドイツ屈指のトロンボーン奏者ヨハネス・バウアーが5月6日亡くなった。1954年、旧東ドイツ、ハレ生まれ。享年61。ヨハネス・バウアーは1972年にマンフレート・シュルツェ・ブレーザー・カルテットで音楽活動を始める。1980年にはペーター・ブロッツマンと共にツアーを行い、1981年には兄のトロンボーン奏者であるコンラート・バウアーと共にドッペルモッペルDOPPELMOPPELを結成。またウルリッヒ・グンペルト・ワークショップ・バンドにも参加。東西冷戦下だったが、その存在はFMP主催のイベントやレコードを通じて、西側にも知られるようになった。その後もフレッド・ファン・ホーフとのプロジェクト、アラン・シルヴァとロジャー・ターナーとのトリオ、自身のカルテットなどで活動。優れたインプロヴァイザーであった彼は、グローブ・ユニティ、ブッチ・モリス・コンダクション、セシル・テイラー・ヨーロピアン・オーケストラ、ロンドン・ジャズ・コンポーザース・オーケストラ、バリー・ガイ・ニュー・オーケストラ、ペーター・ブロッツマン・テンテットなどでも活躍した。(photo: Kazue Yokoi)

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