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ECM 春の新譜第2弾3タイトルをリリース

4月10日、ECMから春の新譜第2弾3タイトルがリリースされた。Vijay Iyer(ヴィジェイ・アイヤー)の新作『Uneasy(不安)』(ECM2692) は、注目のTyshawn Sorey(タイショーン・ソーリー、drums)と Linda May Han Oh(リンダ・メイ・ハン・オー、bass)を擁するトリオの演奏。ヴィジェイは新作について、すべての面における独自性を強調する。収録された曲はヴィジェイの20年間に及ぶレパートリーの中から8曲のオリジナルに加え、ジェリ・アレンの<Drummer’s Song>と新解釈によるコール・ポーターの <Night and Day>の10曲。録音は、2019年12月、NYマウント・ヴァーノンのOktaven Audio Studioにて。

『Sinikka Langeland / Wolf Rune』(ECM2674) シニッカ・ランゲランの『ウルフ・ルーン』は、ノルウェーの”フィンランドの森”生まれのカンテレ奏者/フォークシンガーの60歳を記念した初めてのソロ・アルバム。シニカは民衆の聖歌、シャーマン的なルーン・ソング、さらには伝統的な踊りの歌にさまざまな詩を乗せて歌い奏する。

デビュー・アルバム『Thomas Strønen Ayumi Tanaka Marthe Lea / Bayou』(ECM 2633) をリリースしたドラムスのトーマス・ストレーネン、ピアノの田中鮎美、クラリネット、歌、パーカッションのマルテ・レアの3人はロイヤル・アカデミーに学ぶ仲間だった。ピアノの田中はストレーネンのグループ「Time Is A Blind Guide」で一足先にECMデビューを果たしたが、トリオは2年間にわたって毎週出会い自分たちの音楽を模索し続けたという。音楽は、コンテンポラリー・クラシカル・ミュージック、フォーク・ミュージック、ジャズなどなどからエッセンスが抽出され、静かでミニマル的なることもあったがスポンテイニアスなスピッリトはこのデビュー・アルバムに反映されているという。タイトル曲の<バイユー>だけは、古いノルウェーのトラッドを引用したもの。録音はルガーノのスタジオでプロデューサーにマンフレート・アイヒャーを迎えて。

 

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