4/11 CD『近藤等則|土取利行 / Live Concert Tokyo 1973』リリース
CD『Toshinori Kondo|Toshiyuki Tsuchitori / Live Concert Tokyo 1973』in store
昨年(2020年)10月事故死した近藤等則(トランペット)と土取利行(ドラムス)の1973年、新宿ピットイン・ティールームにおけるデュオ演奏が『Live Concert Tokyo 1973』としてCD化、4月11日リリースされた。
近藤は、1948年12月15日、愛媛県今治市生まれ。土取は、1950年9月1日、香川県生まれ。
近藤の自筆履歴書によると、ふたりは、1972年3月、近藤の京大卒業と同時に上京、秋から新宿ピットイン・ティールムでデュオ演奏を開始。1973年春には梅津和時(アルトサックス)を加えて「近藤等則トリオ」を結成したとあるので、録音はおそらく1973年早々と思われる。世界に雄飛していくふたりの若き音楽家の生気と創造性溢れる演奏であると同時に、日本のフリージャズの黎明期の貴重なアーカイヴであろう。
演奏は、インプロヴィゼーション1、2、3と題された3曲が収録されている。マスタリングは須藤力(モルグ舎)、制作プロデュースは立光学舎、発売元は(株)メタカンパニーで、税抜き3000円。