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10/4-6(来日中)ウォルフガング・ムースピール・トリオ
with ブライアン・ブレイド&スコット・コリー

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

Wolfgang Muthspiel Trio with Brian Blade and Scott Colley
ウォルフガング・ムースピール・トリオ with ブライアン・ブレイド&スコット・コリー
東京・コットンクラブ Cotton Club, Tokyo
2024年10月4日(金) 18:00 20:30
2024年10月5日(土) 6日(日) 16:30 17:30

Wolfgang Muthspiel (g)
Brian Blade (ds)
Scott Colley (b)
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ウィーン在住でECMからアルバムをリリースしているギタリスト、ウォルフガング・ムースピールが、ブライアン・ブレイド、スコット・コリーという最高のメンバーを従えたトリオで来日中。オーストリア出身のウォルフガングは15歳でギターを始め、1986年に渡米し、バークリー音楽大学に留学後、ゲイリー・バートン・グループに参加する。
1989年にファースト・アルバム『Timezones』をリリース。1990年代にはニューヨークで活躍し、マーク・ジョンソン、ゲイリー・ピーコック、ポール・モチアンらのアルバムにも参加。2014年にブライアン・ブレイド、ラリー・グレナディアとの『Driftwood』(ECM2349)をECMから初リーダー・アルバムとしてリリース。続く『Rising Grace』(ECM2515)では、ブラッド・メルドー、トランペットのAmbrose Akinmusireを加えて、ケニー・ホイーラーに捧げた<Dear Wheeler, Dear Kenny>を収録しているのも注目される。知名度は高いとは言えないものの、現代最高のジャズ・ギタリストのひとりと評価する向きも多い。
2013年にコットン・クラブでのラリー・グレナディアとのデュオで来日し、2023年のコットン・クラブ公演は全公演ソールドアウトとなった。最新作は『Dance of the Elders』(ECM2772)を9月にリリースしている。「ブライアンとスコットから常に学ぶことがある。新しい音楽を持ってきて、彼らがどうアプローチするのか見るのはいつもエキサイティングだ」ムースピールは語っている。

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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