10/12~14 第6回熱海未来音楽祭
巻上公一プロデュースによる熱海未来音楽祭が10月12日から14日まで開催される。今年のテーマは「温泉に歌うさかなの宴」。熱海市の歴史的建造物である起雲閣の音楽サロン、銀座通り、魚市場、サンビーチなどを会場に演奏やパフォーマンスが繰り広げられる。観客がダンサーやミュージシャンと共に街を巡りながら、各所でダンスと即興演奏を体験する「LAND FES」もフェス内フェスとして同時開催。東京方面からも日帰り可能な時間帯にプログラムされている。
今年のオープニングは熱海駅前仲見世商店街でのsanbaka horns[吉田隆一(bs) 後藤篤 (tb) 高岡大祐 (tuba)]による演奏。起雲閣音楽サロンでの最初のコンサートは6月14日に亡くなった詩人白石かずこメモリアルで、長年に亘って共演してきた梅津和時 (sax, cl)、JAZZ ARTせんがわで共にステージに立った巻上公一による詩と音楽によるパフォーマンス。そして「YMO第4の男」と呼ばれたシンセサイザーマニピュレーター第一人者の松武秀樹とヒカシューでメロトロンとシンセサイザーを操っていた井上誠の邂逅、松武は期間中にワークショップも行う。
2日目はまずダンス・ワークショップ、続いて「LAND FES」が開催される。起雲閣音楽サロンに場を移して、ベルリンから帰国中の高瀬アキ (p) とダニエル・エルトマン (sax) のデュオが登場、このデュオをじっくり聴けるのは熱海のみ。そして、赤い日ル女 (voice) 、巻上公一 (voice)、坂本弘道 (cello) のトリオによるパフォーマンス、最後は魚市場で開催されている熱海カーニバルとのコラボ企画。
3日目は恒例の熱海銀座からサンビーチまでのダンサー、パフォーマー、ミュージシャンによるパレードで始まる。ギデオン・ジュークス(tuba)とふーちん(ds) によるヘビージプシーロックデュオFU-CHING-GIDO、民族音楽などの多様な音楽的要素を取り入れたサウンドを展開するロックユニット ZABADAK + M[小峰公子 (vo) 鬼怒無月 (g) 佐藤正治 (per)]が出演。ロンドンから来日する2人組cocoloco のパフォーマンスも行われ、最後は熱海海上花火大会での打ち上げとなる。
10月12日(土)
11:00-11:30 熱海未来音楽祭オープニング!! 熱海駅前仲見世商店街にて街なか演奏!〈無料公演〉
14:00-15:00 声と詩:白石かずこメモリアル「ユリシーズの運命、詩の行方」梅津和時 (sax)
17:00-19:00 YMOとヒカシュー サウンドの中枢 シンセ談義&ライブ「音楽の魂を合成する方法」
10月13日(日)
11:00-12:00 伊藤千枝子〈楽しいだけのダンスワークショップ !!〉
13:00-14:30 熱海の街を舞台にしたダンス×即興演奏のパフォーマンス!「LAND FES」
14:40-15:20 松武秀樹によるシンセサイザー体験ワークショップ・ミニライヴあり
15:30-16:30 JAZZ即興の真髄「ベルリンから熱海に届く間欠泉の沸騰」高瀬アキ(piano) & ダニエル・エルトマン(sax)
16:40-17:20 松武秀樹によるシンセサイザー体験ワークショップ・ミニライヴあり
17:30-18:30 声とチェロ「声は宮殿を破壊し再生する」
19:00-19:30 熱海未来音楽祭 × 熱海カーニバル コラボ企画!〈投げ銭公演〉
10月14日(月・祝)
11:00-12:00 熱海未来パレード&海辺のパフォーマンス「へんてこなる海風」〈無料公演〉雨天会場変更
12:45-13:45 松武秀樹によるシンセサイザー体験ワークショップ・ミニライヴあり
14:00-15:30 即興とロックの融合「耳に入りきるのか濃密なる音よ」
17:30-18:15 ロンドンの底抜けパフォーマンス「唐突にネジが外れた訳ではなく」
20:20-20:40 熱海海上花火大会(熱海市主催、無料)