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9/07 『超ジャズ 杉田誠一著作・写真集』カンパニー社より刊行 

1969年、保守化するジャズ評論に対する強烈なカウンターとして始まり、やがてミュージシャンを含む多くのジャズ・ピープルを巻き込みラディカルな運動体を形成しながら日本の前衛ジャズ・シーンに多大な影響を与えた伝説の雑誌『JAZZ』──その発起人にして、1976年まで編集長を務めたフォト・ジャーナリスト、杉田誠一の仕事をまとめた著作・写真集が、9月7日カンパニー社から刊行予定。
わずか10年足らずのうちに目まぐるしく変遷するジャズの情況、じりじりと変質する著者自身の文体の中にあって、一貫して変わらなかった信念としての“超ジャズ”。杉田は言う;俺は今、ジャズがジャズでなくなるかもしれない危険性を予測している。ジャズはジャズを超越することでしか、ジャズたり得ない。超ジャズとは非ジャズではなく、あくまでも超ジャズ以外の何ものでもない。「超ジャズ論手稿」(1969年)
ニューオーリンズ、ニューヨーク、シカゴ、そしてヨーロッパへと続く“超ジャズ”幻視行は、写真とテキストによる貴重な歴史的証言であると同時に、カメラとペンを持ってジャズと対峙した一人の青年のドキュメントでもある。テキスト58本、写真172点、ディスクレビュー100本を収録。

超ジャズ 杉田誠一著作・写真集
著者 杉田誠一
四六判並製:512頁
発行日:2025年9月
本体価格:3,500円(+税)
詳細は;https://companysha.com/chojazz

なお、本書の刊行を記念したイベント(ライヴと写真展)が、9月7日と8日の両日、代々木上原のハコギャラリーで予定されている。
詳細は;https://jazztokyo.org/news/events/post-113821/

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